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読書感想「時短の一流、二流、三流」 越川 慎司氏(著)


心に残った内容・感想

仕事の進め方

  • 一流は緊急度より影響度を優先する。月曜にその週の影響度の高いタスクを2つ書き出すと、時短につながる。

  • 課題がある時、重要なポイントを見極め、やらないことを決める。例えば資料作りで余計な装飾はしないなど。

  • メールチェック、一流は1時間に一度も見ない。でも見たらどんなに難しい内容でも一旦返信する。相手に待ち時間を作らせない配慮である。難しい内容は、期限を決めて、それまでに回答しますと返信する。

  • 仕事の依頼を受けた時、一流はまず誰とやるかを決める。チームの能力を最大限に活かすことを考える。

  • 一流は人の力だけに頼らず、ITツールを活用する。ITツールは最初使いこなすのに時間がかかるが、後々の効果は絶大。

書く・伝える時短

  • 一流は音声入力も駆使する。

  • 一流は全ての文を書き終えてから、全体の流れ、誤字を確認する。ストーリーの矛盾や構成などの見直しに有効。

  • 一流は資料の文字をあえて少なく仕上げ、相手と対話を生むための道具としている。

管理・計画時短

  • 一流は緊急度が低いけど、重要度が高い仕事を優先する。後々の大きい成果につながる。重要度を測るには自身の目標が明確になっていないといけない。軸が要る。

  • 一流は会議で、そもそも〜の発言が多い。問題の根本原因を探り、根本解決を目指すためである

インプット時短

  • 一流は手書きメモをする。記憶が蘇りやすい。

巻き込み時短

  • 一流は相手に依頼する時、相手のメリットを示す。ただお願いするだけでは動いてもらえないことが分かっている。

  • 一流は答えではなく、導き方、プロセスを教える。部下の今後の活躍のために、答えの導き方を教える。

  • 一流は話を止めたい時、感謝の言葉をまず述べる。

時短思考

  • 一流は自分がコントロールできる領域とそうでない領域を把握し、コントロール可能な範囲を頑張る。

  • 一流は不安がある状態を望ましいと考え、挑戦するエネルギーに変える。不安があるような挑戦こそ意味があると捉えるポジティブ思考。

  • 一流は問題発生時に、その場しのぎでもなく、どのように解決するするかでもなく、何故問題のが発生したのかから考える。根本解決につなげ、他の問題にも使える汎用的な考え方を見つける。

まとめ

特に心に残った内容は2つあります。
 1つ目は、一流は緊急度より重要度で仕事を優先するということです。確かに言われてみると成果を上げるためには自分や会社にとって重要な仕事を優先した方が、良いと理解できます。理解できていても、重要度を決めること自体が難しいと思いました。何故難しいのか、それはこの本にも書かれていましたが、自分の軸、何を大切にするかが定まっていないからだと思います。何を大切にして、どういことを達成したいのが、確かに流されて言われたことをしている仕事の仕方では、なかかなか重要な仕事とは何かを決められいないと自分自身思いました。まずは仕事での軸を決めることにフォーカスしてみたいと思います。
 2つ目は一流でも仕事で不安に思うこともあり、むしろ当たり前、なんなら不安が無い方が不安というくらい、という内容です。自分自身の性格のせいもあると思いますが、仕事を進めるなかで、不安に思うことばかりです。他部署や社外との交渉や頼み事だったり、緊急事態対応で納期が短かったりと、上手くいかないのではないと思いながら行う業務は、多いなと感じます。一方で、社内や取引先の仕事ができるなと思う人は、難しい仕事でも一定テンションで大したことないように進めているように見えます。そういうできる人たちも、同じように不安があるけど、不安があるような難しい仕事をしているんだと、ポジティブに捉えて頑張って成果を上げていると思うと、自分も勇気が湧いてきます。不安があるような難しい仕事、他の人にはできないようなチャレンジングな仕事をしているんだと思えば、なんだか不安もエネルギーに換えられる気がしてきます。
一流の人はポジティブ思考に捉え、なんでも自分の力に変えていく強さがあるのかなと思います。それは頭いいとか、容量が良いとか、単純なことではなくて、今の自分を受け入れて、前向きに成長していく、そんな心構えがポイントなのかなと感じています。自分も今の能力を認め、成長していくためになんでも、前向きに捉える、そんな姿勢を実践していきたいと思います。

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