地方公務員が見た「お金を稼ぐことの真実」

役所界隈でもiDeco、NISA流行り出しています。
あっちゃん曰く「労働者は何に投資したところで金持ちにはなれない」らしい。
「経営者や投資家」と「労働者」では、そもそも生きてる世界線が違うそうです。
#公務でよく社長さん方とお仕事させてもらってました
#どんなお気持ちで接していただいていたんだろう

はじめに

当該動画、及び本記事は「お金持ちになりたいんだったら」というコンセプトの内容であり、決して労働を否定する意図を持つものではありません。

動画概略

動画内で説明されていたのは、金融投資の4%ルール。
安定的な投資で毎年得られるとされる平均が4%で、それだけで暮らしていこうと思ったら、元手に1億円があって初めて年400万円の収入が得られる。
いや、1億円あるやつは、年間消費400万じゃ足りんと思うぞ。

労働者からすれば1億円を貯めることすら途方もない数字なのに、それでも生活維持できないとなれば、そっから先は労働者が想像も及ばぬ世界線。

Q:では、世に言う「投資家」は何に投資しているのか。
A:自分の起こした複数の事業に投資しています。

億稼ぐ経営者は1つの事業だけに集中しているのではなく、稼いだお金で別の事業に投資します。
複数の事に自分一人では手が回らないので、雇われ経営者に事業を預け、初期投資だけするようになります。
これで「投資家」が完成しました。
それで余った圧倒的な資金で、安定した金融商品に効率的に投資するのも自由です。

なぜ、住む世界が違うのか

億稼ぐ経営者の成功体験を、あなた方(労働者)が自分ごととして理解できますか?
青汁王子やDaiGoのビジネスの話「若い奴が謎の話してる」って蔑んでますよね。
この状態、成功した経営者側からすれば「火を見た事ない猿人相手に話してる」感じ。
#猿って、あっちゃんが言ってました。

経営者の子は経営者の親に育てられます。
猿に理解できない話を伝えることを諦めて、自分の子にだけ伝えます。

労働者の子は労働者の親に育てられます。
学校の先生も労働者(地方公務員)です。

もう、労働者の子が経営者の話を聞ける機会がなくなりました。
経営者の子は、一番の近親者の話をもちろん自分ごととして聞けます。
この時点で世界線が分断されます。

まとめ

「労働所得」でいくら投資に回したところで、「事業所得でまとまったお金がある人」がやる投資のスタートラインにも立てていない。

給与所得で生活している方々がマジョリティの世界で、この真実は言えない。

地方公務員が思うこと

なんのために働くのか。
生活するお金のために、やりたくもない仕事をこなすだけの日々。
命の時間。毎日8時間を浪費してまで手に入れたいお金。

やっと稼いだ給与所得を、iDecoとNISAの上限まで投資に回して、それでも労働者はお金持ちにはなれないとのことです。

お金が全てじゃない。お金持ちになりたいと切望しているわけではありませんが、金のためだけにやってる仕事の先には、経営者の足元も及ばぬ世界。

せめて「やりたいことをやれてるから、金持ちにはならなくてもいいんだ」そう弁解できる状態にはありたいものです。

補足

記事作成にあたり、労働者には辛い話ばかりで暗い締め方になってしました。最後にオチとして身の上話を。

私の父は経営者であり、祖父の代から続く会社を引き継ぎました。
この時点では、確かに「経営者の子は経営者の親に育てられる」が成り立つような気がしますが、
ご存知、私は経営者の子ではありますが、今は立派な労働者。

私は、経営者の父から常々「商売は大変だ」「公務員になりなさい」と育てられた身です。

何が言いたいかっていうと、そういう世界線もあるし、もちろん逆もある。
要は、あっちゃんの動画内容が全てじゃないよね。ということです。
#どういうこと?

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