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「そっか」


谷川俊太郎が、「生まれたよ ぼく」の朗読をするのを一緒に聞いた。

一緒に見たのはたまたまだったけど、すばらしいと思っている詩で、
見せたい。わくわく。贈り物をするような気持ちだった。

出て行くときのために遺言するってどういうこと?

不安そうに、ちっとも晴れやかでない様子で、そう尋ねるので驚いた。

そう聞かれるとたしかにわからないけど、ちっともわからないって思っていなかったのに。
いのちの息吹、守られていること。
言葉が必要ないくらい、満たされていた。

そっか。ひとってあまりに、ひとりひとり違う。

「そっか」
文字にすると冷たいけど
いい悪いでは決してなく
こういう時、生きているということを全身で感じる。


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