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最善の選択探しに疲れたら、"今日は〇〇ごっこ認定"をしてみる

自分がどうしたいか、自分はどうありたいか。
その問いは人生を豊かに楽しいものにするヒントだと思うし、わたしもそうやって生きていきたいと思っている。
でも最近(休職中、たぶんもう直ぐ退職、これからどーしよー!期)のわたしは、最善を求めることにちょっと疲れてきたのです。
「これでほんとにいいのかな?こうした方がいいのかな?もしかしてこれはこういうふうな良くない側面があるのでは…?」と疑いすぎて、日常の些細な選択にも一生懸命になりすぎて(最善への欲が強くなりすぎているとも言える)、苦しくなっていた。

たとえば今日のこと。
休職&これからたぶん退職の身なので、今後のことを考えるとお金はあまり贅沢に使えない。この間やって楽しかったのもあって、バスで自宅まで15分約3キロの道のりを歩いて帰ることにしていたのだけど、途中でちょっと喉が渇いた。

その時ふと思い浮かんだのは、「でもこれもいい汗をかく的な?最近乏しくなっている身体の感覚をじっくり味わえるいい機会じゃん!」とか、「ちょっとでも暑くないように疲れないように喉渇かないようになんてしてたら生き物じゃないみたいだわ…こういう時にちょっと喉乾いた〜の経験しておくと、地震があったりで直ぐに飲めない時にちょっと怯えずに済むのかな?」などなど笑。そんなことを考えて、ほんじゃあ家までこのまま歩くか〜と一瞬ワクワクっとする。

でもそこで一筋縄にいかないのがわたしの癖でして。
「でもさ、こんなケチケチしてていいのかな?たかが数100円のものくらい欲しいと思った時にぱっと買える方が、さっきも本買う時迷ったけど、ほしい本は好きなだけ買える方が、良いんじゃないか?自分の感覚に我慢するのとかって、良くないんじゃないかなあ?」
なんていう声も出てきちゃうのです。

それでここから答えのない問いがぐるぐる。その問いが楽しめるなら、楽しめる時なら、それはそれですごくいいと思う。
でも最近のわたしは、こういう問いというか自分への疑いにちょっと苦しんでいて、なんか結局わたしいい感じに生きられないのかも、なんかもうだめだ、、と自信がなくなってきたり、"どこにも行けない"絶望感に苛まれることが増えてきていた。

そんな今日すごく楽でいいなあと思ったのが、ごっこ認定だった。

今日の飲み物買うか買わないか問題も、ひとまず悩むのをやめて、いや、もう今日はこれでいくぞとこんな感じに状況設定してみた。
今は売れっ子の俳優や芸人さんが時々語ってる下積み時代的な感じ/あるいは、お金がないから、基本的に買うより買わないを選択するんだけど、そのなかでこれまでと違った楽しみ方を見つけられたよね
みたいな。

今日はこういうストーリーでいきますと仮設定して、それで歩いてたらほんとに楽しくなってきて、ほんとにこれまで全く気づかなかった面白いもの、怪しいもの、綺麗なものをたくさん見つけられたり、昔たまに行ってた古ーい駄菓子屋さんを覗けたりした。

歩いていてふと思ったのは、なんだって人の話として聞くとだいたいいいな!と思うんだよなということ。

たとえばテレビで好きな女性の俳優さんが、休日は何も買わず手ぶらで散歩するんですよ、その時の発見を楽しんで歩いてます。とか言ってたら、うわいいなあー!今度やってみたい!と思うし、憧れの先輩が一時期無職の時にこのくらいお金なくてもなんとか生きていけるんだなってわかったから今もなんとかなるだろうって思てるよなんて言ってたら、おお〜わたしもそういう心構えになってみたいなとか思うんだもの。

人の話で聞くと、ひとつひとつ、"それはそれで楽しそう"って捉えられるのに、自分の人生みたいな、今ここにない大きな全体像まで視野に入れて本当にこれが正解?って考えちゃうから苦くなる。

大丈夫。これはこれ、それはそれの楽しみは必ずある。わたしの人生像とか理想のイメージを固定化して執着しすぎず、いろんなドラマを生きるつもりでその日その時のプチドラマを楽しもう。

うん。なんかそれも楽しいじゃん!と思う。
理想に突き進むみたいなのもすごい楽しいとは思うんだけど、わたしはいまは、
これしかないと決めるより、いろんな"これもあり"を楽しんで体験したい。
世界は広くて、いろんな人がいて、全然理解できないことがたくさんのなかで、おおなるほど、とちょっとずつ世界がカラフルになる感じも楽しいし、なんかこういうことを通して、案外人のことを理解したり想像したりできるようになったりもする気がする。

ということで。
きょうの学び。

最善の一手を考えるのに疲れたら、「今日は〇〇ごっこ」認定をしてみる。



〜つぶやき✏️〜


かわいいと思ったものを、写真家の幡野さんが言ってた距離の話を思い出しながらパチリ。
でもほんとは、わあ可愛いって最初に思ったものをすぐに撮れなくて、次に見た可愛いを撮ってる。が、別にそれが悪いというより今はそんな感じで、そんな人ってどこかにほかにもきっといるんだろうなと考えたり。

おかあさーんって何か話しかけながら前を行くお母さんを自転車でおいかける女の子。かわいいなあって見ちゃったけど、全く脇目もふらず前だけ見て漕いでたな。

めっちゃ久しぶりのnoteだけど、これまでや今の説明はめんどくさくて、勢いのままに。笑

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