会話が苦手だと思うとき
大人数で行う飲み会はもちろん一対一で行う何気ない雑談でも、なかなかスムーズに会話ができずに困ってしまうことってありますよね。
特に最初の会話でつまずいてしまい、気まづい沈黙が続いてしまうことも少なくありません。
特にエレベーターで普段あまり話さないような人と偶然一緒になってしまった時は、頭の中をフル回転させて会話をしようと試みます。
でも結局何も思い浮ばず、ただひたすら待機。
このような状況になってしまってはほんの数十秒の時間も無限に思えてしまいますし、なんともいたたまれないものです。
なので今回は、上手に会話を始める方法について書いてみます。
共通点を見つけて質問をする
例えば職場や学校の教室などでは、仕事や履修している教科などの共通点がありますよね。
そのほかにも家族のことや体調のことなど、お互いが気にしていることはわりと多く、そのような『共通点』をいくつか見つけて質問する形で話しかけていくとスムーズに会話を始めることができます。
例えばこんな感じで、
・最近忙しいそうですけど、何か厄介な案件でも抱えているんですか?
→そうなんだ。ちょっと先方との打ち合わせが進まなくて…
・そうだったんですが。実は自分もちょっとトラブルが起きていて思うように仕事が進んでいないんですよ。
よくある世間話ですが、雑談というのはこんな感じでも十分だと思うので、まずはきっかけとなる共通点を探すことが大事なんですよね。
さらに仲良くなるにはもう少し質問を重ねていくことが必要になりますが、数十秒くらいの気まずい沈黙を避けるだけならこれでも十分なので、まずはここから始めていきましょう。
共通点を見つけて会話が始まった後は、それに関連づけた質問をしていきます。
先ほどの例では『打ち合わせで困っている』ということがお互いの共通点ですので、
・何か打ち合わせをスムーズに行うポイントとかってありませんか?
こんな感じで質問を投げかけていくと、相手も『この人も同じことで悩んでいるんだな』と仲間みたいに思ってくれますからね。
なお、このときにまったく違うようなことを聞いてしまうと一気に盛り下がってしまうので、ちょっとした気配りが必要です。
・そういえば最近ニュースで見たんですけど、〇〇って知ってますか?
いきなりこんな質問をされては興醒めですからね。
なお、これはAREメソッドと呼ばれる雑談テクニックの一つとして使われており、練習すれば誰でも簡単にできるようになりますので、自分のようなコミュ障の方にもおすすめです。
A→anchor・アンカー お互いの共通の話題を確認する
R→reveal・リビール アンカーと自分自身を結びつける情報を出す
E→encourage・エンカレッジ リビールに関する質問をする
頭文字を取っているので、覚えやすかと思います。
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