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選択肢が多いとき

パソコンやスマホといった電化製品を買おうとするとき、価格や性能の違いで悩んでしまうものですよね。


長い時間を掛けて選んだ場合でも、その後に【やっぱりあのスマホにしておけばよかった…】と後悔してしまうことってわりとよくあるのはないでしょうか。


お金で解決できるものであればまだマシなんですが、転職や恋人選びなど、人生において重要な決断を迫れれることも少なくありません。


自分も転職しようかと思い、日々悩んでいるところですので、今回は選択する方法について書いてみます。


マキシマイザーとサティスファイザー


値段や性能、モノによって購入を決める要素は様々ですが、全ての面で満足できるようなモノはほとんどありません。



何を選んでも後悔してしまう人って『完璧なモノを求め過ぎてしまう』傾向が高く、このような人はマキシマイザー(最高のものを求める人)と呼ばれております。


一方、後悔しない人は『とりあえずこれでいいか』といったように限られた種類からより良いもの選ぶといった傾向があります。


このような人をサティスファイザー(一定数の中から満足できるもの選ぶ人)と呼んでおり、このサティスファイザーになることによって後悔しない選択ができるようになります。


そのためには選ぶときに自分なりの基準を設定しておく必要があります。


・自分にとって何が一番重要なのか
・これを買うことによってどんなメリットがあるのか


人それぞれ求めていることが異なりますし、一概には言えません。


これは転職や恋愛、住まいといった人生の中でターニングポイントとなるようなことでも同じなんですよね。



しかしサティスファイザーになるためにはかなりハードルが高く、自分も可能な限りいいものを探してしまう傾向にあります。


なので、サティスファイザーより少しハードルが下がった【促進系マキシマイザー】を目指してみるものおすすめです


先述したマキシマイザーには【促進系マキシマイザー】と【評価系マキシマイザー】の2種類あり、このうちサティスファイザーに近いものが【促進系マキシマイザー】になります。


細かい違いはいくつかありますが、以下のような特徴があります。


・促進系→選択に必要な情報をできる限り集めてその中からメリット。デメリットを比べてベストなモノを選ぶ


・評価系→本来のマキシマイザーのように完璧なものを探すためにありとあらゆる情報を選んでその中から選ぶ


2つを比べてみると、より評価系の方が後悔につながる要素が多いことがわかるのではないでしょうか。


さらにひどい場合はうつ病になってしまう可能性もあり、決しておすすめできるようなものでないんですよね。


この評価系が問題視されているのはリストアップした情報を何度もくり返して調べてしまうことにあります。


自分がいったん評価した情報を手放せなくなってしまい、たいていの場合はいつまでもその情報を手元に残してしまう。


SONYのテレビは今回は止めようと思って選択肢から外しても、何かの拍子に再び【やっぱりSONYにしようかな…】みたいに思い出してしまうんですよね。



そのためマキシマイザーは手放すべき選択肢についていつまでも考え込むことになり、最終的に選んだものに満足できなくなってしまうことになります。


よりよいもの求めて比較検討すること自体はとてもいいことだと思います。


しかし一度除外したものを再び比較検討の対象にしたり、それによって悩んでしまうと決断に時間が掛かってしまいますので、なるべくなら促進系マキシマイザーの考え方に沿って物事を決めていきましょう。

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