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会社員に戻って2年が経った

会社員に戻って2年が過ぎた。
改めて自分は会社員という働き方が合っているんだなと、実感している夏の折り返し。

過去のnoteでは比較的きれいに見えそうな話を選んで書いてきたのだけれど、2年経ったのでもうちょっとだけ隠していた本音を書いてもいいかもなと思っているところ。というか、やっと言葉にできそうなので、今日はフリーランスのライターを5年くらいしていたわたしが会社員に戻ってよかったと改めて思っている理由を書いてみようと思う。

会社員に戻ってよかった理由は大きく2つ。
ひとつは、納品物以外の評価をしてもらえること。

わたしが「フリーランスしんどいかも……」と思った理由のひとつに、納品物の外側の仕事のほうが向いていると気付いたことがある。複数社とお取引をする中で納品する原稿の外側にある問題点、例えば担当の編集者が抱えるチームビルディングの課題やフローの改善など、そういうことに気づくのが人より得意だと感じる場面が多かった。でもどんなに原稿外の課題にアプローチしたとしても、わたしの原稿料に反映されることはない。ときには「外部の人間がしゃしゃってくる」と捉えられることもあって(それはその通り)、自分の得意が活かせていないな〜〜〜〜と悩んでいた。

しかし、会社員になった今の仕事では納品する原稿のクオリティはもちろん重視されるけれど、必要以上に空気を読みまくる自分の特性や俯瞰で見る癖みたいなものもそれなりに評価されている。それがお給料にも反映されているらしいので、「会社員のほうがやっぱり向いてるんだなあ」と思うなどしている。

もうひとつは、人脈で疲弊しないこと。

フリーランスの後半期で一番しんどかったのが、人とのつながりだった。もともと仕事とプライベートの人間関係をあまり混ぜたくないタイプだったけど、フリーランスになってからはそうもいかなかった。SNSのつながりを求め過ぎた結果、友人の延長線上で搾取されそうになったし、対等な関係だと思ってたけど実は養分と思われていた、みたいなことが増えて疲れて人間関係をほぼ閉じてしまった。

しかし会社員になった今は人間関係が社内や取引先で完結するので、自分のプライベートを切り売りしなくてもやるべき仕事ができるし、お給料もいただける。わたしにはこっちのほうが合っていた。

ということもあって、振り返ると会社員に戻ってよかったなあと思っているところ。

そう思えるのも会社に就職できているのも、フリーランスをがんばった過去があるからなのであの時間が無駄だったとは思わない。無理していたことも多いけど、会社組織に絶望して選んだフリーランスの道は学びが多かったし楽しかったこともあるので、社会人生活にはプラスになっているはず。

その上で、今の自分の思考とそこそこ合っている会社の会社員になれてよかったなあと入社2年を経過して感じているところ。落ち込んだりもしたけれど、私は元気です。

3年目もお仕事がんばります。




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