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個人事業主の立場になって思ったこと

今回の内容

いろいろあると思います。意外と簡単だった、大変だった、今も大変などなど。
でも、今回は、そういった話ではありません。
個人事業主とは、つまり売る側の立場になって思ったことを書いていきたいと思います。

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売り手の立場と買い手の立場

生々しい話をしますが、売り手にとって良い買い手(お客様等)とは、商品や、サービスを気に入ってもらい、それらを素直に高く購入してくれる人です。
つまり、クレームや値引き交渉をせず、また、購入にあたり長い時間をかけない人が良い買い手になります。

そして、買い手にとって良い売り手とは、上記の逆を意味します。期待以上の商品やサービスを提供してもらい、それをできるだけ安く販売してくれる人です。
つまり、要求に最大限に応じ、値引きにも応じてくれる。また、販売にあたり時間を割いてくれる人が良い売り手になります。

売り手と買い手の立場から生じる矛盾

上記の通り、良い売り手または良い買い手は相反する存在です。
例えば、売り手は高く買ってほしいわけですが、買い手は安く買いたいというのが本音でしょう。逆もしかりです。
各々、利益を追求するとこのような矛盾が生じます。

交渉を成立させたければ相手の立場を考える

上記の通り、利益を追求すると矛盾が生じるわけですが、

ここからが本題です。

買い手は売り手の立場、売り手は買い手の立場を考えることでスムーズな取引ができます。

例えば、値引き交渉で考えます。売り手は高く売りたい、買い手は安く買いたいというのが本音です。
では、100円の商品があったとします。
もし、①買い手が10円に値引きしてほしいと言ったらどうでしょう?
売り手はこう考えるはずです。売りたくないなと。
もし、②買い手が90円に値引きしてほしいと言ったらどうでしょう
売り手のはこう考えます、売ってもいいかな?と。

しかし、条件によっては売り手の思考は変化します。
例えば、売り手側は在庫をたくさん抱えており、少しでも早売り切りたいと考えているとします。
その場合、①の交渉であれば、売り手はこう考えます。在庫抱えるよりましか、やむを得ない売ってしまおうと。
②の交渉であれば、売り手はこう考えます。思っていたよりも高く売れるぞ、いいお客さんだと。

身勝手な交渉は成立しない

上記の例は、一例ですが、さまざまな条件下で交渉成立の可能性は変動します。だからこそ、相手の立場を考える必要があるわけです。
営業の場合は時間との勝負ですから、早く取引を成立させる代わりに安くしてもらう、サービスを無料で追加してもらうなどの交渉は成立する可能性が高いです。
不動産においても同じことが言えるでしょう。礼金を減らしてほしい、家賃を少し安くしてほしい、成立するのであれば今すぐ判を押すということと引き換えにすれば、100%ではありませんが、おそらく不動産会社は家主に検討を申し出てくれることでしょう。
家電量販店であれば、たくさん購入する代わりに、値引きしてほしいといった交渉は成立する可能性があるでしょう。

しかし、世の中には身勝手な交渉というものが存在します。つまりは、相手の立場を考えない交渉です。

つまり、その代わりにがないパターンです。
早く契約するわけでもないのに、時間をかけて値引きの交渉をただひたすらに行う。
営業や不動産屋さんの立場を考えてみたらどうでしょうか。長い時間をかけて値引き交渉してくるお客さんがいたらどうでしょう。
売り手側には何のメリットもありません。値引きに応じたからと言って、今後また何か買ってくれるわけでも、時間を節約してくれたわけでもない。そんな、相手に対して交渉に応じたくなるものでしょうか?私はないと思います。そういう方とはそもそもの取引をなかったことにしたいですし、二度とかかわりたくありません。

まとめ

交渉すること自体は悪いことではありません。むしろした方がいいと思います。お互いに折り合いのつくサービスに対する適正な価格に調整することが可能ですから。
ただ、身勝手な交渉。つまり、相手の状況を考えずとことん安くするといった行為はおすすめできません。嫌われるだけです。
販売者も購入者も人間ですから、お互い立場を考えて交渉してくれたら、応じたくなるものです。
お互い良い関係を築けるような交渉をしてほしいと切に思います。


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