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「投票ゴミ箱」:子供たちの環境意識を育む楽しい仕掛け

こんにちは!
今回は、トビバコ(調布市)で行われているユニークな企画「投票ゴミ箱」についてお話しします。2024年の1月から2月にかけて、トビバコに設置されたこのゴミ箱は、ただのゴミ箱ではありません。地元の小学生たちに人気のこの場所で、子供たちがゴミを捨てながら楽しく投票できるという、何ともユニークな仕組みなんです。

1.投票ゴミ箱って??

投票ゴミ箱は、通常のゴミ箱とは一味違う仕組みを持っています。このゴミ箱では、ゴミを捨てる際に面白いテーマで「投票」ができるんです。例えば、「ロナウド or メッシ どっちが好き?」といったユニークな質問が出され、ゴミを捨てることで投票に参加します。

イギリスの事例

Ballot Bin

このアイデアは、実はイギリスからのもの。イギリスでは、このような投票ゴミ箱を使って、公共の場でゴミの分別を促進し、同時に人々を楽しませています。まさに、日常生活における小さな楽しさと環境意識を高める素晴らしいアイデアですね。なんと、この投票ゴミ箱をしようしてタバコのポイ捨てが46%減少したらしいです。現在ではイギリスのほか、韓国、マケドニアなど世界38カ国で3,300個以上が販売され、約400万本の吸い殻を回収しているそう…(すごいッ)
イギリスにいったことある先生によるとかなり至る所にあるらしい…(いつかは行ってみる!)
このイギリス事例の発見が私の研究「環境問題×仕掛け」の原点でもあります。

2.投票ゴミ箱の企画内容

今回の「投票ゴミ箱」企画は、調布市のトビバコにて実施される、子供たちを対象とした環境教育プログラムです。この企画の核となるのは、子供たちが楽しみながらゴミの分別をできるように設計された特別なゴミ箱です。

企画の内容

  • 場所:トビバコ(〒182-0036 東京都調布市飛田給3丁目25−30)

  • 期間:1月から2月

  • 対象:地元の小学生~中学生(大人でも大丈夫!)

投票ゴミ箱の特徴

  • 子供たちがゴミを捨てる際に、「人の心を読める能力 or 未来が見える予知能力 どっちが欲しい?? 」に投票することができます。

  • 投票する際は、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)のみに指定しています。そのため、子供たちがこのゴミは何の素材だろうと確認することで分別への意識も向上させられるかも…??

実際に設置している投票ゴミ箱

3.企画の裏テーマ

環境問題への新しいアプローチ

今、環境教育は暗い話題が多く、子供たちにとっては遠いものに感じられがち。私は、子供たちに小さな成功体験を通じて、「自分の行動が環境に良い影響を与える」という実感を持ってもらいたいと考えています。

だからこそ、この「投票ゴミ箱」は単に環境問題への貢献ではなく、日常の小さな行動(分別やゴミ捨て)を通じて、環境に良い影響を与える楽しさ、制限をせずとも行動できること感じてもらうための仕掛けなんです。

「気づかないうちに」の大切さ

このような小さな成功体験、行動を起こすように日々学校やニュースで耳に胼胝ができるほど聞かされていると思います。しかし、なかなか自分では行動できない、めんどくさいというのが現実だと思います。(私もです笑)
そこで、大事なのは「気づかないうちに」環境に貢献できること。気づかないうちに行動してしまっていることで成功体験を勝手にできてしまっている状況を作れると思っています。

また、環境問題という問題の規模の大きさに辟易している人もいるのではないでしょうか?いわゆる、エコ不安症ですね。そのような人にもこの仕掛けは効果抜群だと思ってます。「ポイ捨てをしないようにしないと」や「電気を節約しないと」といった環境に配慮した思考を持たずとも気づかないうちに行動させることができるでしょう。結果、 環境問題に興味が薄い人であっても環境問題に貢献することになります。

さらに仕掛けを利用した後に「あの仕掛けって環境にいいんだ!」と環境問題に貢献したという成功体験を元に環境問題への興味を持つきっかけにもなるのではないかと考えています。


4.協力をお願いします!

この企画を通じて、子供たちが環境問題についてもっと考え、楽しく学べる機会を提供したいと思います。みなさんのご協力、よろしくお願いします!

↓ お子さんが体験した親御さんぜひこのアンケートにご協力お願いします!

↓ 気になる方ぜひトビバコにお越しください!!


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