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わたしの野望とPTA

先日
PTAで運動会のお手伝いをしてきた。



このときわたしは
長年の「野望」がかなえられて
大満足だった。

そう…
実は
わたしには
長年あたため続けてきた
「野望」があったのだ。



うちの中学の運動会では、
保護者は
保護者専用スペースから
観覧することになっている。
そして
保護者は
生徒席側へは進入禁止になっている。

校庭は広くて
保護者スペースはたっぷりあるので、
観覧に不自由したことはない。

が、
進入禁止と言われると
気になってしまうのがわたしの性で…
禁止されている生徒席側へ
いちど進入してみたい!
というのが、
わたしの好奇心…
わたしの野望…
だった。



そうして今年度、
生徒席側に給水テントを設置する
という案が
PTAで承認されて
予算がおり、
学校からも許可が出た。

運動会当日には、
生徒席側に
スタッフ数人とともに入り、
テントを設置して
スポーツドリンクを配った。

今まで
観ることのできなかった
舞台裏での生徒の顔を
ようやく見ることができた。

ついにわたしの
ささやかな野望はかなえられたのだった。



こんなふうに
わたしは
わたしの「野望」をかなえるべく
PTA活動をしている。

「くじ引きをなくす」
という野望は
すでに実現した。

「生徒席進入」
という野望も
実現した。

世のため人のため…
ではなく
野望のため
なんていうボランティアも
あっていいんじゃないかな。

野望の方向性だけ
とんでもない方へいかないよう
気をつけていればね。



たいしたことではなく
そんなに立派なもんじゃない
ボランティア。
やりたいからやる
好きだからやる
楽しいからやる
ボランティア。
ちょいと遊び半分な
ボランティア。

気軽に自由に楽しくやって
それが
どこかですこーし
誰かの役に立ったりしたら
うれしい。

ボランティアの原動力なんて
結局そんなもんで、
そして
そんなもんだからこそ
続いたりするんだと思う。



そうして
わたしの
次なる野望は…

校舎の屋上に進入したい!
だ。

どうやらわたし
入れないところに入りたい
という傾向が
あるようだな…

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