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2020からの10年

noteのお題に上がってた、2020年から始まる10年。
期待と不安について考えてみたい。

災害とテクノロジー

大地震や、台風・豪雨による災害に関して、日本のこれから10年で、おそらく避けようがない被害それは自然災害だと思う。

そして、地球温暖化の影響とも考えられる、水害、熱波、森林火災などが、世界各地で増加。日本も例外ではない。

首都圏外郭放水路のように、大がかりなシステムだったり、ドローンを使った災害状況の把握など、テクノロジーが果たす役割は大きいが、それでも、大災害を前には、現代のテクノロジーでさえ、なんて非力だと思う場面もある。

例えば、東日本大震災とそれにともなう原発のメルトダウン、2019年の台風19号における大規模水害などなど。

それでも、少しずつ、日本の防災力はアップしていると思うし、それらの地道なアップデートを続ける事が、安心できる社会を持続させるために必要だと思う。

寛容な社会

畑を耕すようになって以来、社会には貧富の差が生まれ、人々は富を奪い合ってきた。現代社会の息苦しさとかは、別に、最近になって急に出現したものではないのだ。
差別や、病(やまい)、食糧不足、などが蔓延としている世界から、少しずつそれらの苦が減っていき、ようやく、コタツでみかんでも食いながら、「漠然とした未来への不安」「現代社会の息苦しさ」とか、つぶやけるようになったんだと思う。

もし、社会がもっと寛容になれば、「現代社会の息苦しさ」はもう少し改善される思う。しかし、そんな社会はそう簡単には訪れない。

世界のルールは、いきなりは変えられないからである。より良いルールを考え、ひとつひとつ地道に実施していく事が重要だと思う。

サイバーセキュリティ

日本でも今年の末ぐらいから5G(第5世代移動通信システム)が始まる。ただ、それより先に大事なことは、サイバーセキュリティだと主張しておきたい。
米国がファーウェイ製品を締め出そうとしたのは、記憶に新しいが、これはただの貿易戦争という利権争いというだけではなく、国民の生活基盤に直結する部分があるからだと思う。

ただ、この締め出しが、ファーウェイOSの登場に繋がり、そこから、新たな脅威に繋がる可能性もあるわけで、これが吉とでるか凶とでるかはわかならい。ただこれだけは確実だ。無数のIoT製品がネットワークにつながっている社会で、セキュリティをおざなりにしているのは危険だし、確実に狙われる。


暗い話ばかりになるのも、なんなので、個人的に楽しみにしているイベントをひとつ。

大阪万博

私は万博好きなので、2025の大阪万博を、楽しみにしている。現在、多くの最先端テクノロジーをマスメディアや、SNSでみる事ができる。しかし、それを実際に体験できる機会は少ないし、それが市販され、身近に利用できるようになるまでには、何年も要するものが多い。

もう10年、20年も前に体験したものがようやく、身近になってきたのをみると、現在が過去のように感じる事もあるが、テクノロジーは、箱の中(ショーケース)ではなく、「誰もが使ってる」ぐらいの社会に溶け込んだ状態になってこそ価値があると思う。

万博は、それを体験した子供たちが、テクノロジーのタネを持って帰り、それらが芽を出し、さらに何年もかけて育てて、いずれ大きな樹となるかもしれないという、その最初のきっかけとして、良い機会だと思う。


未来のことはわからない。

それでも我々には、いくつかの選択肢があると思う。

そして、より良い未来を選択するためには、知と協力が必要だと思う。

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