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ぼくはダークでターコイズで、コバルトなブルー#髪を染めた日

ダークブルー
ターコイズブルー
コバルトブルー

3色と右サイドに日の丸を。


自己表現したい


一生に一度のお祭りへと出発する前日、ふと思い立ち、いつもの美容室へとやってきた。

2019年4月3日、関西国際空港からパリへ、そしてパリからモロッコへと飛ぶ。7日で250キロを走るサバイバルレース「サハラマラソン」に出場するために。

2年かけて準備してきた。家族、会社のみんな、たくさんの人が応援も支援もしてくれた。僕のチャレンジを色んな形で応援してもらったので、今度は僕自身が思いっきり楽しむ番だ。全身全霊で祭りを楽しみたいと考えていたら、ビジュアルでも何か自己表現がしたいと思った。

ランニングシャツは赤
リュックは黄色、なので
髪の毛は青色に染めることにした。

なぜ青色かと問われたら、信号が頭に浮かんだからだ。赤・黄・・・とくればお次は「青」だ。
GOだ!
青信号でサハラへGOだ!

「青にするなら、ちょっとずつ色変えてみようか」

美容師さんは静かに言った。

3色の青に仕上げくれた

髪を染めたのは大学生以来。もう10年ぶりくらいだった。久しぶりのヘアカラーは、僕を解放的にしてくれた。

パリやモロッコへ渡ると、すれ違う人たちが「Nice color!」と声をかけてくれた。自己表現を認めてくれているようで嬉しかった。

サハラマラソンにて

青い髪をみんなが爆笑してくれる


サハラマラソンからの帰国後に訪れたウズベキスタン。タシケント〜サマルカンド〜リシタンとシルクロードを旅した。そこでは通行人の全員が僕の髪の毛を爆笑し、僕の写真を撮りまくった。笑われているのに悪い気がしない。電車に乗ると、たちまちに人が集まってきた。4時間の移動もあっという間だ。

青い髪には、国境も心の垣根も破壊する力があるように感じた。黒でもない、茶でもない、白でも金髪でもない、青い髪。それは国も人種も性別も、生まれも育ちも何にも関係のない色。

リシタン にある日本語学級のノリコ学級。現地の生徒と触れ合い、大阪弁を教え、一緒にサッカーを楽しむ

サハラマラソンへの出場を機に髪を青に染めて半年間、いろんな反応をもらった。日本に帰ってからは、「青」という髪色に抵抗感を示す人もいた。

僕自身は、自己表現として「髪を染めること」に楽しさや快感を覚えた。
一方で、「髪の色」で人を判断する人がいるのも事実。

それを理解した上で、
僕はこれからも髪を染めることを楽しんでいきたい。

自分を表現していきたい。

                                             (インタビュー・文=さおりす


最後に

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