着物で人に会うときに気を付けること

着物が好きだからでかける時はお気に入りを着ていきたい。

これは着物好きの共通の声だと思うんです。

たかが服、何を着てもいいじゃないかって部分もあるんですけど
自分以外と時間を共にするとなった時に
気を付けることがあるんです。

それは自分と相手が共有する時間を
充実させるために必要なことだとおもうので
私が気にしている3つを紹介します。

どこに行くのか

どれだけ着物が好きというても
子供と公園で遊ぶのに着物は向かんわけです。

どれだけ汚れていい着物であっても
BBQに着ていくのはおかしいわけです。

裾を上げて着ようが
山登りに着物はおかしいんです。

場に合わせた服を着る
これは洋服も着物も関係ありません。

何でもありの範疇を
自分以外に押し付けないこと。

これを気を付けています。

誰と会うのか

目上の人なのか、友達なのか
師匠なのか、まだ知らない人なのか。

距離感と会う目的により
着るものって変わるんです。

ちゃんとした場だから
訪問着だったらオッケーとか
違うと思うんです。

いつでもどこでも黒を着てたら無難
ってのも違うでしょ。

相手と目的に合わせて選ぶ
その配慮は大切だと思います。

相手の好みに寄せる

個々は好みなんでしょうけど
ほんの少し相手の好きを混ぜるようにしてます。

相手が私にとって好ましいと感じているところを強調したり
個人的に好きな領域を反映してあげたり。

100％寄せる気なんてありません
私が着る意味がないので

私らしく相手の好みをスパイスとして取り入れたときの
コーディネートが楽しいのです。

期待に応えるのとはちょっと違って
オリジナリティーを押し付けるのでもなくて

着物を着ていることで
相手に気を使わせないようにしたいのです。

動き難いやろうからとか
汚したらあかんやろうからとか
上品にしてないといけないやろうからとか

一般的な着物のイメージというフィルター越しに
私を見てほしくない。

絶対に排除はできませんけど
着物を着てる私じゃなくて、私個人を意識してもらいたくて。

洋服の人の中に自分1人着物でも
浮くのではなく悪目立ちしないって大事だと思うんです。

着物きてはるからこれできひんやんとか
思わせるの申し訳ないじゃない。

だからどこに何をしに誰と行くのか
に加えて

相手の心が緊張しないように
相手の好きをちょっぴり入れるのです。

あ、それすき♪ってなってもらえると
心が緩むので距離が近づきます。

状況や相手にもよるので
常に採用はしていませんが
そういう意識を持っておくってことを大切にしています。

☆

着物に対するイレギュラー感って
着ない人にとっては莫大なんですね。

どこまで普段着として
自分らしさを表現していけるのか
それを楽しむことが着物生活の醍醐味だと思います。

以上、かおるーんでした。

◇今日のコーディネート◇
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アンティークの舶来船柄の着物
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潜在能力を引き上げ
身体からすべてをバランスする宇宙調律師　坪内薫（かおるーん）

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