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試行錯誤&思考錯誤の読書術

齢41歳になりました。


「満」ではなく「齢」と書くと

いよいよ中年感が漂ってきます。

気持ちはまだ30代くらいなんだけど

もう「お年頃」ではないのは明らかな

齢(とし)ごろになりました。


ちょうど誕生日を迎えた日に読んだ本

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本のタイトルに出会えた時点で

迷わず「買い」と思いました。

常日頃ブログは自分に向けて書いたもので

読者は「未来の自分宛」と考えています。


自分が思ったことが本の題名になっている。

仮に買って「期待はずれ」だったとしても

なぜ「期待ハズレ」だったのか考えるいい機会にもなる。

むしろ「期待外れ」の方が自分の思考力を鍛えることができる。


なんども「期待はずれ」と書いていますが(笑)

しかも「はずれ」をそれぞれ平仮名・カタカナ・漢字にしてみた。

広告のひとらしさが出て、面白かったです。


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著者の田中泰延さんは元電通。

本購入にあたり参考にされたい方は

こちらをどうぞ。


私は広告屋なので

広告業界に居る人(ないしは居た人)の文章が好きです。

糸井重里は言わずもがなですが。

他には小霜さんとか物事の着眼点と言うか観察眼から

学ぶ点が多々あると思います。


この前書いたのも広告業界に居てよかったなぁと改めて思った話

奇遇にもこの前お会いした時に

自分が好きなことを仕事にするために行動する話

をして自分が目指している方向性はこっちかなと思えたりした。



その一文に出会えただけで本を買う価値あり


「本を読んだ価値」は

その一文が心に刻まれているかどうか

だと思っています。


自分にとってのベスト小説は伊坂幸太郎の「砂漠」

人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである

これが主人公が言ったセリフでもないところが伊坂幸太郎らしさ


村上春樹「海辺のカフカ」の大島さん(図書館勤務)の言葉には

勇気を貰う。一言では長すぎるし、二言だけれども。

「ただね、僕がそれよりも更にうんざりさせられるのは、想像力を欠いた人々だ。T・S・エリオットの言う〈うつろな人間たち〉だ。その想像力の欠如した部分を、うつろな部分を、無感覚な藁くずで埋めて塞いでいるくせに、自分ではそのことに気づかないで表を歩きまわっている人間だ。そしてその無感覚さを、空疎な言葉を並べて、他人に無理に押しつけようとする人間だ。つまり早い話、さっきの二人組のような人間のことだよ」
「想像力を欠いた狭量や非寛容さ。ひとり歩きするテーゼ、空虚な用語、纂奪(さんだつ)された理想、硬直したシステム。僕にとってほんとうに怖いのはそういうものだ」


「物語においてはその話の面白さを語るにおいては

物語に凝縮された一言を心に留めておくことで

何かの励みになるんじゃないかな」


と村上春樹の話に出てきそうな言い方で表現してみる。


ビジネス本における一文については

是非「一流の人は、本のどこに線を引いているのか」を参照ください。


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読む前は

「一線を引く話」=仕事の整理術

かと思っていましが、読書術でした。


一流になりたくなくても、

本の読み方を正す、見直す

には良いかと思います。



子どもの為にまずは自分が実験台


最近読んだ本で最後に紹介するのはこの本

医学ではなく、栄養学の観点で書かれた発達障害の本

簡単に言うと糖質中心の生活からたんぱく質・鉄分を取ろうという話

(著者はお医者さんです)

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子どもが「発達障害」と診断されてから

できる限り関連本を読むようにしているのだけど、

NHKで特集され始めてから

「発達障害」関連の本が異様に増えすぎた。

この著者も嫁さんのオススメで出会うことができた。


この先生のおかげで我が家に「たんぱく質」を増やすため

プロテインが当たり前になった。

夜はご飯=糖質を控えたりと私が実践してみたところ

おかげで私は毎週20kmを走るくらい元気になってしまった。

「発達障害」という最近出てきたワードだからこそ

その対処法や効果効用についてはエビデンスがないのが現実

リスクがあるのなら親が実践することで

家族に拡げるという学びにもなるのだと思います。


ネットなどで情報を気軽に拾える時代だからこそ

その責任は自分で追って

試行錯誤&思考錯誤

していきたいと思います。


そんわわけで私は来月のマラソン大会に向けて

元気に走ってきます!

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