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絆創膏〜青春〜⑩-1

※飲酒・喫煙は20歳から🙇‍♀️

※コロナ状況下で女子中高生の妊娠が激増しています。

コンドームが100%安心でもなく!ピルでも何もかも安心ではありません。

低学年だと小学生の相談もあるそうです。

避妊や妊娠・性感染症など、、知識を身につけましょう。

パートナーと性交の前に避妊について当たり前の様にしっかりと話し合う事でお互いの今も将来も守る事が出来ます。

身体の異変・性交渉後に心配になったら、相談しましょう。

インターネット・電話相談など手段はたくさんあります。


第10章 アウトorセーフ

「えっ???レイプってこと?
男の場合もレイプ???
レイプって○つの?
クソ女。。。
すぐイッちゃってとか言ってたけど!!!
レイプでもイクの?」

ブチ切れてるのでズケズケ聞く。。。

「俺はイッてないよ!!!
kissされそうになって!
突き飛ばしたし!!!」

イッてなければセーフ?アウト?

わかんね~!!!


とりあえず分かったよってっ 帰ろうとした。。。

「それとさ。。。」

莉緒がイラっとして次元の方に振り返る。。。

「病気うつされた。。。そのヤリマンに。。。」

「はーーーーー???」

「?もしかして。。。ナナにもうつしたの?」


”“ハーーーーーーー”“

莉緒が溜め息をついた。。。

ナナに電話してみた。。。
やっぱり出なくて。。。

ユカに電話する。。。

「もしもし?ナナ見つかった?
ヤバイよ!早く探さなきゃ!!!」

莉緒は電話しながら泣いている。。。

「ナナ。病気うつされてるって!!!
分かった!うん!合流する!」

莉緒は電話を切って歩き出す。。。

「莉緒ちゃん待って!!ナナは?」

「クソ女の話聞いて!
学校から飛び出して。。。
追いかけたけど。。。
見失って!!!アパートもいないし!!!
見つからない!!!」

って莉緒はまた泣いた。。。

「ナナどっかで泣いてるのに。。。
ナナが見つからない。。。」

莉緒は泣き崩れた。。。

「莉緒ちゃんも乗って!!!
俺も一緒に探す!」

莉緒を乗せて走り出す。。。

泣き疲れて携帯を見る。。。



履歴から

【ミー姉ちゃん】を選んで通話ボタンを押す。。。


『もしも~し♪ナナ♪』

“”グスっ“”グスっ“”

『ナナ?泣いてんの?どうした?』


ミー姉の声を聞いたらまた涙が溢れてきた。。。


『ナナ?泣いてるだけじゃわかんないよ!ナナ?』

「ミー姉っ うぅ。助けてぇーーーーぅうう」

『ナナ?』

「ぅううっ コウ タン と ぅ も う ダ メ か も ぅぅ」


『ん?次元とケンカでもしたの?ナナ?』

「もうダメかも。。ぅうう。。グスっ」


『ナナ今お家?』

「外。。。グスっ」


『外ってどこにいるの!?ナナ?』

「わかっんっな いぅうう」


『はー???ナナ!しっかりしろ!目印言え!』


ミー姉に激怒され!シャキッとする。。。


「えっと。。ズズズっ米軍基地のフェンスの所ぅうう」

『ナナ!キレるよ!どんだけ広いと思ってんのよ?』


「はいっ!ズズズっ」


近くの通りまででて言われた通り明るい所で待っていた。。。


しばらく経つと。。。


”プッププー♪”


車のクラクションで立つ。。。


カズが迎えにきた。。。

「バカ!ナナ!!」

ナナを抱きしめる。。。


「ごめんなさいっグスっ」

「みんな心配してナナを探してたんだよ!!!
何の為の携帯よ!!!」

「ごめんなさいっ!」

号泣する。。。


「車乗って!!」

車が走り出す。。。

「ミーから電話きてナナ迎えに行けだの。。。
莉緒たちも電話してきて。。。
皆泣きながらナナ探してたんだよ!!!
このバカ者が !!!
あんなにいいお友達に心配かけて!!
もう遅いから明日ちゃんと謝れ!!!」

「はいっ。。。」


カズはミー姉の3倍怖い。。。

「あと。。。
コウタンも探してくれてたみたいよ。。。
ナナのアパートで。。。
待ってもらってるから。。。
2人でちゃんと話しなさい!」

ナナは固まってしまう。。。

「ナナ?“はい”は?」

「はい。。。」

車がアパートの前に停まった。。。


「カズありがと。。。」

って車を降りた。。。


車の窓を開けて。。。


「ナナ。。。
私はセーフだと思うよ。。。
まっ決めるのはナナだけど。。。」

“プップー♪”

クラクション鳴らして。。。

カズの車は走り去って行った。。。


重い足取りでアパートの階段を登ると。。。


コウタンが玄関のドアをあけて待っていた。。。


ナナを抱きしめる。。。

ナナはまた泣きだした。。。


「ナナごめんっ!」

アパートの部屋に入った。。。

重苦しい雰囲気に耐えられず。。。


タバコを吸い始めた。。。

「。。。ナナ話すね。。。」

「結婚式が終わって2次会~カラオケまでは覚えてて。。。

その後clubに行ったらしく。。。

そこにはショートカットのエリってやつがいて。。。

俺の友達がエリの連れを気に入って。。。

お持ち帰りすることにしたらしく。。。

フラフラでタクシーに乗せられて。。。

気付いたら友達の部屋のソファーで。。。」


落ち着きたくてもう1本タバコに火をつける。。。


「酔っ払い過ぎてて。。。

ナナだと思って。。。

夢なんだかよく分からないうちに。。。

なんかリアルで。。。

起きたら知らない女が!

上に乗って喘いでて。。。

勝手にイッて。。。

kissされそうになって。。。

ハッとして突き飛ばした。。。

下。。。何も履いてなくて。。。

焦ってパンツ履いて。。。

ズボン履いて。。。

部屋を出た。。。

タクシーを拾って家に帰った。。。

帰りのタクシーの中で。。。

ナナのメール見たんだ。。。」

グロくて。。。
リアルで。。。
ショッキングだった。。。

。。。。


「コウタンはレイプされたってことでしょ?。。

あのクソ女に!!!

コウタンは悪くないよね?

そうでしょ?そうだよね?

だから。。。

日曜日。。。変だったんだね。。。

二日酔いだからかなぁって。。。

でも。。。

コウタン元気なかったし。。。

いつもと違って。。。」

。。。。

「それとね。。。

俺その時。。。
病気うつされたみたいで。。。
ナナにもうつしてしまったかもしれない。。。」

「え????性病って事?」

クラクラする。。。

「だから。。。
明日一緒に病院行って欲しいんだ。。。」

「なんか。。。
もりもり過ぎて!
訳わかんなくなってきた。。。」

「ナナ。。。ごめん。。。」

「コウタンが謝ることじゃないよね!?
あのクソ女でしょ。。。」

「訳分からないくらい飲んじゃったし。。。
ごめん。。。」

「コウタン謝らないで。。。
混乱するから。。。」

「ナナを泣かせた。。。
3カ月記念日だったのに。。。」

「。。。。」

私。。。何で泣いたんだろう。。。

「ナナ明日一緒に病院行ってくれる?」

「うん。。。上履き汚いし。。。
明日学校休む。。。」

「ナナ俺泊まっていい?」

「。。。。」

「ゴメン。。。
頭がグルグルするから1人にしてくれる?」

「分かった。。。帰るね。。。」

「うん。。。」

「じゃあね。。。」

気まずく。。。

bye-bye。。。

チュウもなく。。。

ギューもなく。。。


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