フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』の『私のママが決めたこと~命と向き合った家族の記録~』スイスでの「安楽死」を決断した日本人母親とその家族に密着/医師ほう助自殺

とても印象的な番組があったのでメモしておく。

多くの記事があるのでリンクを貼っておく(どれも時間がたてばリンク切れしそうだが)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae89ec1222b2d4ab41b2359ecd378c92cb20912c

https://www.fujitv.co.jp/thenonfx/_basic/backnumber/index-228.html

https://news.yahoo.co.jp/articles/d41581f39aa9f6431be26d2d28aef2389937b11a

https://freetonsha.com/2024/06/02/the-nonfiction/#google_vignette


安楽死、とされているが、日本では「安楽死」はバズワードであると思う。
番組を見たがこれは「医師ほう助自殺」だろうと思った。

上記の記事でも紹介されているが、安楽死が実際に合法化されている国で起こっている実情が記述されている以下の本はお勧めしたい。

上記の本は、感情的な記述も目立つ印象を持った。
一方で、以下の本は、ニュートラルに客観的なデータなどが中心であるように記憶しているので、合わせてお勧めしたい。


まぁ結局いつも思うことは、いわゆる欧米の合理主義が強い国や地域では、安楽死も大麻も売春も合法化されるんだよなと。それを進歩的とかリベラルと呼ぶのかどうかは私にはよくわからない。

ついでに以前安楽死を取り扱った映画を見たときの感想も置いておく。


今回の『ザ・ノンフィクション』の『私のママが決めたこと~命と向き合った家族の記録~』の主人公であった女性が残した言葉がXに残っている。


@mahomelc



 番組を見た後で、彼女の一連のツイートを読みながら、一般人である彼女が取材に応じたのは、今の安楽死を認めていない日本社会に、単に安楽死を認めろ!と声高に叫ぶのではなく、日本社会に、日本の医療従事者に、人権を考えさせるためだったのかなと考えた(私の勝手な想像です)。
 個人的には、(今すぐ死にないとは全くおもわないが)安楽死を選択する権利は欲しいと思う(社会がどうあるべきかの議論は横に置く。私にその権利が欲しいだけ)。自由に合法的に準備して死ぬ権利がない社会では、耐え難い状況をその時が来るまで待たなければならない。それは終身懲役刑のようなものではないでしょうか。自由に合法的に準備して死ぬ権利がない社会では、耐え難い状況を死ぬまで耐えるだけではなく、その分、自殺や他殺が増えるのだと思います(それが今の日本社会)。さて、どちらが人権に配慮した社会なんですかね。日本でこういう議論が国民レベルでできるのはいつになるのかなぁ、私が生きている間にお願いしたい・・・。

間違っても、

「欧米で安楽死が合法化されている国が増えているからそろそろ日本も・・・」

とか

「延命治療されている高齢者が増えて社会保障費が大変だから・・・」

とかいうドライブでこの議論を始めてはいけないと強く感じています(が日本はそうなるんじゃないかととても心配・・・・)。






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