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学びに溢れる美術館

先日、神奈川の葉山にある神奈川県立近代美術館へ行って参りました。

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海沿いにある美術館で非日常が味わえる素敵な美術館。
スタッフさんもとても優しく良い雰囲気です。

現在行われている「生命のリアリズム-珠玉の日本画」展が気になったので覗きに行ってきました。

■今回の学び
今回は素敵な作品と出会えました。
まず、オデュロン・ルドンという19世紀~20世紀にかけて活動されていたフランスの画家です。

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ルドンは僕と共通点があって、白と黒の表現に拘っているというところです。
特異的な黒の表現から「闇」「光」「冷たさ」「温かさ」「命」「得意」「本質」と様々な物が伝わってきました。
詩集として作品が出ているようですが、「詩」の存在がなくとも、溢れ出るほどの感情と言葉が芽生えました。
黒の音階を存分に楽しめる作品が豊富で、何かこう目には見えない本質的な感情に訴えかけられているようでした。

続いて堀文子さんの作品
特にこちらの作品は言葉を失う程の作品で感動しました。

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金色の世界の中に表現された雪景色から強い生命力を感じます。
中央に立つ雪の積もった木々は父と母、その周りにはそのご両親、小さな木々たちは子どもたちのように見え、純白の世界の中を伸びのびと生きているように伺えます。
「命」「純粋」「逞しさ」「華麗さ」「儚さ」「尊さ」を強烈に感じます。
鳥肌と共にため息が漏れるほど素晴らしい作品です。

続いて、内田あぐりさんの作品

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作品からとても強い生命力を感じます。
上の作品は人を表現しているのでその力を強く感じますが、下のような作品も多く制作されています。
僕は下のような作品が好きで、血液が自ら外へ伸びていくように見えます。
筆の勢いに迷いを感じなく、強く鮮やかで美しい。

僕にはこんな作品は描けない。

圧倒的すぎる芸術家を前に感服しました。
こんなに素敵な芸術家がいる日本が誇らしいです。
とっても良い刺激になり、活動の活力になります。

兎に角、素晴らしすぎる作品が見れた事に大満足です。
勿論、展示作品が載っている画集は買いましたよ。

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興奮していたので、動画も残しておきました。

■美術館周りの散策路がまた美しい
美術館の周りには散策路があるところも多くて、こういうのも楽しみの一つです。

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■因みに因みに
12月に僕も作品の展示を行います。
展示に向けてクラファンも実施中です。
上手く行かない事だらけですが、それでも少しずつ前に進んでいきます。



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