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幼児さんの成長を見た「瞬間」

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最近嬉しかったことを書き留めておこうと思う。

わたしのことを「英語のお兄ちゃん」と呼ぶ幼児さんの話である。

数日前、初めて「翼お兄ちゃん!」と呼ぶや否や、脚にしがみついてきた。

わたしの名前を覚えてくれたのだ。

言葉の発達と、わたしとの関係の醸成が同時に感じられて、思わず抱きしめてしまった。

今度会ったときにまだ覚えているかは分からないが、それは構わない。

甘えたければ来てほしいし、そうでなければそれでもいい。

ただ、その子がお部屋でときどき英語の歌やダンスをしていることを聞いている。

そうして楽しんでくれているだけで、わたしは涙ぐむほど嬉しい。

わたしの名前も、忘れてもまた覚えてくれればいい。

卒寮したら忘れてくれてもいい。

とにかく、とにかく、少し大きくなった一瞬が見えて、そこに立ち会えたことが幸せでならない。

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