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サーフィンから学ぶ助け「合う」ということ。

こんばんは。

今回は、サーフカルチャーにどっぷり浸かった自称サラリーマンサーファーであります筆者が、サーフィンについて発信したいと思います。

議題はずばり、サーフィンというカルチャースポーツが生み出したローカリズムという考え方に起因する「持ちつ持たれつの関係」です。

みなさんはご存知でしょうか?

実は、日本には世界有数のサーフポイントがたくさん点在しています。近年のサーフィンブームもあり、点在するサーフポイントのある地域には多くの人が流れ込んでいます。

例えば、関東圏で言うと、千葉県の九十九里浜近辺、九州圏で言うと、宮崎県の青島海岸近辺などが有名な地域です。

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これらの地域では、サーフポイントが地元民(ローカル)によって自治運営されており、清掃活動を中心に綺麗な海を守る活動をおこなう引き換えに、地元住民がローカルとしての様々な発言権を持っているのです。

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さて、ローカリズムとは、ある文化において地域住民の自発的努力によって各地方の独自性や
地域性を高めようとする考え方を指します。
グローバリズムの反意語で、地域に根ざした文化形成を主としており、今の世界情勢とは対極に位置する考え方です。
政治では利権を生み、簡単に言えば地縁を大事にする考えにあたります。

サーフィン界におけるローカリズムの問題点として、この海はローカルの俺たちが守ってるんだから、俺たちが優先的にいい波に乗ることが保証されるという考え方があります。とてもクローズドな思考で、身勝手な考え方と思うところもありますが、ローカルが海を自治運営していることもあり、漁業組合や地域住民へのサーフィンに対する理解促進や関係構築をしているおかげで私たちがサーフィンが楽しめているのもまぎれもない事実です。

そういった意味では、サーフィンが人を過疎地域に呼び込む起爆剤なる一方で、自治運営するローカルとの関係性というのは、持ちつ持たれつの関係性であると言えると思います。

各地域にサーフィンに行く私たちビジターサーファーと地元住民のローカルサーファーの意見は双方間違ってはおらず、双方向のコミュニケーションが重要だと思います。

人の流入は消費を促し地域の活性化に繋がり地域住民の暮らしを豊かにする一方で、ローカルの独自のルールや優先権(プライオリティ)が生じることについて、互いに理解し合わねばなりません。
私もサーフィンを始めた頃は、優先権を行使するローカルの態度は横暴で身勝手だ。と意を唱えていましたが、一方で、自治運営しているローカルへの感謝の気持ちが足りていませんでした。
同時に、ローカルの考え方にも、私たちビジターへの感謝の気持ちが足りていないとも思います。

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つまり、両者の持ちつ持たれつの関係には、歩み寄る気持ちが不可欠だったのです。

これは、人間関係においてもそうですし、ものごとを複眼的に捉えるという意味で、双方向の関係性を考えるチカラがいまの私たちに必要なことなのではないでしょうか。

助け「合う」

この双方向の関係性について、今一度考えていきたいと感じる日曜の夕方でした。

久しぶりに書いたこともあり、かなり乱雑な論理展開でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました😊

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