一番知りたいのは「自分」のこと?
IT、AIの進化で、情報が簡単に入手できるようになりました。
でも、その情報は本当に自分が求めていたものでしょうか? その情報だけで満足していますか?
さまざまな「知りたい」に応えたい
現在、私はライターとして活動しつつ、非常勤講師として、大学の司書課程で図書館サービスについて教えています。
図書館の先輩職員の紹介で大学の司書課程の授業を担当することになり、で自分が図書館司書として経験したことを「伝える」仕事だと思ってやっています。授業の準備から成績登録まで、細かな作業が意外と多くて大変ですが(時々、弱音をはきたくなる……。)、受講する学生さんの「図書館のことを知りたい」に応えられるよう、自分なりに工夫しています。
ライティングでは媒体によって調整していますが、記事を読んだ方が「知りたい」と思うテーマについて、わかりやすく解説するよう心がけています。
自分のことでも、自分でも知らないことがある
人と人とのコミュニケーションや自己理解を助けるための心理学のツールに「ジョハリの窓」があります。「自分から見た自分」「他者から見た自分」を四つの窓(領域)に整理して、自己理解を深める手法として使われています。
その中に、他の人は知っているけれど、自分は気づいていない領域「盲点の窓(ブラインドスポット)」があります。自分では気づかない、他の人の客観的な視点で見た自分で、フィードバックがあって初めて「自分はこう見えているのか」「自分には、こういう長所・短所があったのか」と気づく領域になります。
自分1人では気づかないこともあります。
AIは「自分のこと」を知るための壁打ち相手になってはくれますが、現時点では、客観的な視点でのフィードバックをくれることはできないと思います。
「自分のこと」を知るには、他の人からのフィードバックをうまく活用していくのがいいと思います。時には、耳が痛いものもあるかもしれませんが、それを受け止めて修正することでうまくいくかもしれません。
実は、「こだわりブランディング講座」を受講している中で、自分の意外な強みとか、自分のやりたいことと周囲から求められていることのずれなど、さまざまな気づきがありました。
それは、磯部さんからのフィードバックであったり、他の人の公開コンサルの中での気づきであったり。講座を受講していなかったら、一生気づかずにいたかもしれません。
「何を知りたい」にどう応えるのか?
「こだわりブランディング講座」を受講しながら自分軸の探す旅を続けていますが、同時に、自分が提供するサービスの構築も行っています。
講座を受講する中で、ライティングを記事を書く以外にも活用したい、情報発信のサポートもできないかなど、「依頼を受けて記事を書く」以外のサービスも提供したいと思うようになりました。
ある事柄について「知りたい」というニーズはありますが、それよりももっと知りたいのは自分自身のこと。磯部さんから、記事を書いて「知りたい」に応えるのもよいが、自分自身がどうすべきかわからないので「知りたい」というニーズに応えるサービスを提供してはどうか、という提案がありました。
具体的には、
・自分がどうしたらよいかを知りたい。
・自分がこれから何をしていくべきかを知りたい。
・自分が発信すべきコンテンツが知りたい。
などで悩んでいる人に向けて、混乱している思考を整理することをサービスとして提供するというもの。
自分では思ってもいなかった展開で、「自分にできるのか?」「ニーズがあるのか?」と悩みつつ、サービス化に向けて考え中です。
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