里山大百科「秋」キノコ その1
里山歩きは豊饒な実りとの出会いも楽しみ。
秋の雑木林はキノコの宝庫、味も香りも豊かなキノコ狩りが楽しめる。
暗い雑木林でひときわ目立っているのはタマゴタケ。
派手な色合いがいかにも危険そうだが、味は格別だと聞かされた。
▲タマゴタケ/埼玉県秩父市(新開孝・撮影)
▲夏から秋にかけて林床に発生するノウタケは、脳を思わせるに十分である。割って中が白い幼菌は食用となる。<食用可>/埼玉県所沢市(新開孝・撮影)
「食べられるか、毒か」それだけが問題にされがちなキノコ。
里山には林床に行列している姿がおもしろいもの、忽然と現れた置物のような姿がおかし味を誘うものなど多彩なキノコの世界がある。
大型で毒々しいというだけで蹴散らかされてしまうキノコを目にすることもあるが、それが毒キノコであったとしても、口にしない限り人間には何の害もない。
キノコも大切な里山の一員、そっと見守ってほしいものだ。
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