見出し画像

里山大百科「夏」雑木林を彩る小さな花

夏の雑木林は、おい繁った木々が葉をいっぱいに広げ、光も多くは直接林床までは届かない。

林の中は、アズマネザサなどのササ類がおおい、想像以上に暗い。

この暗い林床は、夏の暑さや強い陽射しを逃れるように咲く植物には、快適な環境となっている。

さまざまな照度の林の中で、涼しげな花をつけ、林を飾ってくれる。そしてまた、多くの生きものたちの出会いも可能にしている。

画像1

▲キツネノカミソリ/東京都清瀬市(撮影・新開孝)

夏真っ盛りの8月開花の時期に葉はない。キツネノカミソリはヒガンバナと同じ仲間だ。日当たりを好むヒガンバナに対して湿った林床に多い。

ここから先は

788字 / 7画像
月300円で過去の記事もすべて閲覧することができます。無料記事も多数!

自然・鳥・動物に特化した映像制作会社「つばめプロ」が、写真、動画、音声などを交えて、自然にまつわる記事を発信していきます。

頂いたサポートは、noteの運営費や、記事に協力して下さったクリエイターの支援に当てさせていただきます。「スキ」やコメントを頂くだけでも、十分励みになります!(つばめプロ)