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新規事業を考える際に、自社分析・自己分析を第三者と壁打ちすることのススメ

なぜ、自社・自己分析が必要なのか?

新規事業を考えてアウトプット(プレスリリースを書く)の前に絶対にやっておいた方が良いのは、「自社分析」をすること。
会社ではなくで個人の場合は、「自己分析」をすること。
なぜなら、必ず自分たちの「強み」を活かして事業をするわけですが、それが何か分かっていないと、どうやって勝つのか、そして取り組む意味もわからなくなってしまい、迷子になってしまうから。

実は「自社分析」、なかなかやっている人が少なく、さらに自社・自分の強みを第三者にフィードバックしてもらう機会がなかなかない

自社、自分をどれだけ客観的に見えているかで、事業案の筋のよさ、説得力、勝てる見込みが変わってきます。
さらには、自分たちの課題というより強みを確認する手段としてクリアに言語化されていると、社内でのコンセンサスラインを取りやすいだけでなく、自社のことを知らない人にも客観的にフラットなフィードバックをもらいやすいです。

具体的なエピソードでいうと、

「この事業がしたいのです。その理由はこうこうこういう理由で、これだけ必要とされているのです。なので、こういうアプローチでこれをやるのです!」

というように力説するだけの場合と、

「実は弊社・もしくは私がずっとこの業界でこのような実績があり」「既にこのようなテストやデータ、もしくはパートナーがいて」

など、何か行動が伴うアドバンテージな事がないと、ただの想いだけになってしまう。実は行動が伴うアドバンテージの情報、探せばあるのに、伝えられていないことも多くあるのです。

何か新規事業をしようとしても、なぜ勝てるのかの競合優位要素は、自社・自己分析でクリアになっていないと、「やる必要性はわかった。で、なぜあなたが勝てるのか?」というストーリーに繋がらないためです。

第一回でも出ましたが「WHY WE NOW」を言語化し、説得力ある内容にするには、自社・自分の強みを適切に知ることが重要なのです。


新規事業を推進するにはセルフブランディングが大事!

多くの方の自社・自己分析のフィードバックをしていて気付いたのですが、これはほぼセルフブランディングの作業と同じだな、ということ。
セルフブランディングは、先入観で意識高くてキラキラする個人がするものかと思っていましたが、自分の強みを適切に伝える真っ当な自己分析からのアウトプットだな、ということに気づきました。

むしろ「WHY WE / ME NOW」のアピール慣れしていない人には、第三者が自己分析のフィードバックをして、自信を持ってセルフブランディングをしていく必要があります。

例えば、自分では気づいていない経験やキャリアの特長を活かしたら差別化になるけれども、自分ではあえて触れない、言わない理由として、自分ではそこじゃないと思っているのと、伝えるニーズがないと思っているケース。ただ、周りから見ると明らかにそこが強みになるのに、敢えて触れないことが非常に勿体ないことがあるのです。

新規事業を推進するには、セルフブランディングが大事!

自社・自己分析はSWOTで

SWOT自体は有名ですが、自社・自分のSWOTを自分の言葉で書いてみたことはありますか?是非、この機会に書いてみてください。箇条書きでそれぞれ五個かけたらそれで十分だと思います。

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強み×機会:強みを生かして機会を最大化する方法
強み×脅威:強みを生かして外部の脅威に対処する方法
弱み×機会:弱点を克服して機会を活用する方法
弱み×脅威:弱点を克服して外部の脅威に対処する方法

自己分析を行う際、弱みや課題にフォーカスしがちですが、初めは是非平等に、あえて言えば強みにフォーカスしてみてください。なぜなら、それが「売り」になるからです。

初心者でもベテランでも、自社分析、自己分析を第三者にフィードバックしてもらうことのススメ

事業開発プロの人も、(意外かもしれませんが)自分のことはよくわかっていないことがあって、人にフィードバックしてもらってブラッシュアップしている人が少なくないと思います。

実は私もそうで、自分のことをわかっていないことを受け入れて、第三者に自己分析をフィードバックしてもらうことで案をブラッシュアップしていくことがベースになっています。

「新規事業椿塾」でも二〜三回ほど一緒にディスカッションをしていると、自己分析をフィードバックしあえるには十分な情報が得られます。私からもそうですし、塾生仲間からもフィードバックし合うことが可能です。

その強みがあるなら、市場のここに合わせてこういうアプローチはどうか?という提案や気づきにもつながりやすいです。

メンターがいる方には、メンタリングで自己分析や自社分析のフィードバックを是非お願いしてみてください。ディスカッションネタとしてとてもオススメです。

ということで、「新規事業を考える際に、自社分析・自己分析を第三者と壁打ちすることのススメ」いかがでしたか?新規事業椿塾の二期でも自社・自己分析の壁打ち会は入れる予定ですので、お楽しみに💛



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