「あまり大きくなければ」とは言ったけど
車検のため、いつもお世話になっているディーラーに車を預けに行った。
予約の際に「代車は必要ですか?」と聞かれた。地方の田舎に住んでいるので車がないと生活できない。
「代車もお願いします」
「承知しました。代車は軽自動車がよろしいですか?」
私は普段、軽自動車に乗っている。
でも結構車が好きだ。本当は普通車に乗りたい。
「あまり大きくなければ普通車でも大丈夫です」
ちょっと車好きのスケベ心が出てしまった。
普通車が運転できるぞ〜(ふへへ)
「では代車をご用意しておきますね」
新しい営業さん、感じ良かったな。
代車はコンパクトカーかな。普通車で小さめなら小回りもきくし運転楽しいだろうな。
私は期待に胸膨らませて、車検の日を待った。
車検当日。
「こちらが代車になりますね」
バァァァン。
3列シートのミニバンだった。
「あまり」大きくない車を頼んだが、「あまり」の部分が主観的すぎたようだ。
夫婦2人暮らしなので、まさかミニバンが来るとは考えてなかった。
運転できるかな……
セダンタイプの普通車は何度か運転したことがあるけど、ミニバンのような箱型は経験がなかった。
夫は「こんくらい普通車となんも変わらんよ」と言っていたが、帰り道はひとまず運転してもらった。
私は普段からよく「すごく」とか「めっちゃ」とか「あんまり」とか使ってしまう。
要は語彙力がないからなのだけど、つい頼ってしまう。
こういう言葉は主観的な言葉だから、人によって感じ方がまちまちになると頭ではわかっているつもりだったのに。しゃべっていると、なんとなくその場の雰囲気で伝わった気になってしまう。
反省。
ひとまず明日、近所のスーパーまで大通りを通って行ってみよう。
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