第103回「読書のすすめの落語のすすめ」ありがとうございました!
6/8 昨晩の第103回「読書のすすめの落語のすすめ」にご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
この梅雨空のように、現状の苦しみと先行きの見えない不安に覆われた、今の世の中の空気、
この厚い雲を突き破るような今回の落語のエネルギー、おおらか生命の躍動を感じました!!
本来もっている力を活かし、囚われているものから自由になる、おおらかな生命の躍動。
三遊亭神楽師匠の一席「堀ノ内」
“落ち着けば一人前”と、いつも女房に言われている亭主の、想像を超えるそそっかしさぶりと、決してめげないメンタル。
人の目を気にし、人にどう思われているのかに心を砕いている、神経過敏な考えすぎの現代病、
「堀ノ内」の亭主の機関車のような勢いと周りを気にしない馬力、
今の世の中、もう少しこういう、周囲に過敏になりすぎず、自分本位で“ほっといてくれ”的な気分があってもいいんじゃないだろうか?
三遊亭全楽師匠の一席「鰻の幇間(ほうかん)」
宴席などを盛り上げる太鼓持ちの男の噺。
客を思いっきり持ち上げいい気分にさせて、私利私欲を得ようとあの手この手を使う太鼓持ち。誉めるためにあらゆることをするが…
これまた、欲という石炭を燃やして疾走する機関車のような馬力。
この噺も、世間におもねり、世間に好かれようと、周りばかりを気にする私の心に響きました。
仏教でいう、“小欲(私)”を源に同心円上に広げて“大欲(公)”へ、
“大欲(公)”には、“小欲(私)”という馬力がしっかりあります。
欲という石炭を燃やしながら、神経過敏をはね飛ばし、轟音を上げげて突っ走る機関車のような馬力、
良い悪いじゃない大本の生命力というエネルギー、もっとおおらかに躍動する社会を、
落語の、江戸の風に吹かれて、そんな姿を目の当たりにして、想像が大きく膨らみました。
次回は、7月13日(水)19:30~
(Zppmでのご参加も可能です)
そして、私からの本のおすすめは、「人は鹿より賢いのか」 立元 幸治著。
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=168752330
その他、読書のすすめにお問い合わせください↓
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江戸時代、商人・町人に人の道を教え弘めた石田梅岩を祖とする石門心学、幕末までに日本全国に弘まり、その伝教をされた柴田鳩翁の話を収めたもの。
落語の中にも、紅羅坊名丸(べにらぼうなまる)という心学の先生に、人の道を教わるシーンが出てくる噺があります。
日本全国の商人・町人に弘まった石門心学が、後の時代の日本の倫理観道徳観、日本人の気質につながったとも云われています。
そして、
今回もトリーマンによるアコーディオン演奏🎵
曲名「夏の扉」、猛特訓の末!?、
夏の扉が半分開きました!
ありがとうございました。
次回、7月13日(水)19:30~
皆様のお越しをお待ちしております。
「読書のすすめの落語のすすめ」
詳しくはこちら↓
https://note.com/tsubaki3103/m/mde19e3b06f83
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