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CO2地下貯留の法整備、国内で遅れ INPEXは海外に(日経脱炭素情報#22)

日本のCCS関係にて、現状をかなりうまくまとめた記事が日経から出てきました。

#日経COMEMO #NIKKEI

2030年からCCS商用化を目指すのに、貯留後の責任移転について日本は無限責任では企業が動けないのではないかという内容になってました。

以前のNoteの記事にて各国の長期的責任の移管の概要について掲載してますので、もしよろしければご確認いただければと思います。(第一回CCS長期ロードマップのスライドになります)

しかし、日経記事の記載で少し気になったのは、日本で法整備が進まないから海外案件が主体になるという記述に見受けられました。

太陽光発電や洋上風力の場合はその通りかもしれませんが、CCS/CCUSの場合は貯留地(シンク)があることが必要であり、それを鑑みると海外に商機が向かうのはしょうがない側面があるかと考えました。

長距離で船で輸送するよりも工業地帯からパイプライン経由で貯留を行うことはコスト見合いで有意であり、もちろん苫小牧実証事業のように日本でCCSを実施することは重要だと思います。しかし、現状は国外が大きな市場になっているのは事実だと思います。

今回はここまでになります。引き続きフォローいただけますと幸いです。

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