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スペシャルティコーヒーのはじまり

スペシャルティコーヒーの語源

スペシャルティコーヒーの語源は1978年に遡ります。
その年にフランスで開催されたコーヒー国際会議でアメリカのKnutsen Coffeeを営んでいたErna Knutsen(エルナ・クヌッテン)女史が提唱したことで国際的に認知されました(※1)。

余談ですがErna Knutsen(エルナ・クヌッテン)女史はコーヒー国際会議の4年前(1974年)にすでにTea & Coffee Trade Journalに掲載された寄稿文の中でスペシャルティコーヒーという言葉と概念を述べてたそうです(※2)。

※1 出典元:ATAKA TRADING様(Specialty Coffeeとは?より) 出典元サイトへのリンク
※2 出典元:Roast Design Coffee様(スペシャルティコーヒーとは より) 出典元サイトへのリンク

50年もの時間をかけて

その後すぐにスペシャルティコーヒーの概念が世界的に広まったわけではありませんでした。約50年もの時間をかけてゆっくりと世界各国へと広まっていきました。

スペシャルティコーヒーという言葉とその概念が誕生したのと時を同じくしてコーヒー業界で「第3の波(サードウェーブ)」が起こりました。

この流れはノルウェーのオスロからはじまり、独特なコーヒー哲学を持ったサードウェーブの担い手たちはサードウェーバーと呼ばれ、彼らの理念は瞬く間に世界に波及します。日本には2015年ごろに本格的な到達をし、一躍ブームとなりました(※3)。

※3 出典元:KEY COFFEE様(Specialty Coffeeとは?より) 出典元サイトへのリンク

スペシャルティコーヒーの流行

今では世界的なブームになったスペシャルティコーヒーという概念。
現在の日本でもスペシャルティコーヒー専門店が多く開業されていて、日本のどこの都市でも上質なスペシャルティコーヒーが手頃な値段で、気軽に楽しめるようになりました。

ここ数年の状況を見るとスペシャルティコーヒーは単なるブームではなく、新しいコーヒー文化として日本にも定着してきたように感じます。

そんなスペシャルティコーヒーでさえも1970年代より以前には存在すらしていなかった。まだ商品化すらできていないスーパースペシャルティコーヒーも同じです。

スーパースペシャルティコーヒーなんていう言葉も私が勝手に考えたので、存在してない頃のスペシャルティコーヒーみたいなものです。

超選別法も同じです。
その概念すらも誰一人として知りません。

スペシャルティコーヒーの定義

あなたが知っているスペシャルティコーヒーという概念は、もっと美味しいコーヒーを飲みたいという人々の想いや、より安全で安心なコーヒーを楽しみたいという人々の想いから1970年代に生み出されました。

2003年4月22日に設立された日本スペシャルティコーヒー協会によると、スペシャルティコーヒーの定義は次のように明記されています。

「消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。(中略)生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること。そして、適切な輸送と保管により、劣化のない状態で焙煎されて、欠点豆の混入が見られない焙煎豆であること。さらに、適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されることが求められる。」※4 (一部抜粋)

※4 引用元:日本スペシャルティコーヒー協会(スペシャルティコーヒーの定義より) 引用元サイトへのリンク

ちょっと難しく書かれてますが、シンプルに言い換えると「コーヒー生豆のトレーサビリティ」「欠点豆の混入が無い」それだけです。

その概念に共感した多くの人達がいました。コーヒーを飲む人はもちろんのこと、コーヒーを提供する側の人達もたくさん共感しました。
そして、欠点豆を取り除くという手間をかけた分だけ、コーヒーという飲み物はより一層美味しくなりました。

欠点豆が取り除かれた美味しいコーヒーは、それ以外のコーヒーと区別するために、スペシャルティコーヒーと呼ばれる飲み物になりました。

それまでは存在すら無かったスペシャルティコーヒーが生み出されたのです。

あれから50年後

スペシャルティコーヒーの概念が生まれてから50年後の日本にスペシャルティコーヒーよりもっと美味しいコーヒーを飲みたいと考えた人物いました。

その人物に大きな影響を与えたのは日本の自家焙煎コーヒーの父であり、日本のスペシャルティコーヒーの父である田口護さんの言葉でした。

「手間をかけると、美味しくなる」
そのシンプルな言葉は1970年代に生み出されたスペシャルティコーヒーの概念そのものでした。

スペシャルティコーヒーを超越する

私は美味しいコーヒーを追求して、6年の歳月を費やして、超選別法を完成させました。点と点とがつながって線になるように50年の時を超えてスペシャルティコーヒーの概念は、スーパースペシャルティコーヒーを生み出しました。

スペシャルティコーヒーよりも手間をかけた分だけ
より一層美味しくなりました。

あとは一人でも多くの人達にスーパースペシャルティコーヒーを飲んでもらって、その美味しさを知ってもらうだけです。

その美味しさを知った人の分だけ、スーパースペシャルティコーヒーは支持されていくと確信しています。かつてスペシャルティコーヒーがそうだったように。美味しものにはそれだけのチカラがある。だからぜひ飲んでもらいたいです。一番厳しい最後のテストはあなた自身の味覚センサーだと私は考えています。ぜひ評価をお聞かせください。

本プロジェクトをご支援くださる方々へのリターンとして、生み出されたばかりのスーパースペシャルティコーヒーをご提供させていただきます。今の超選別法は100%人力の手作業ですので提供できるリターンは数量に限りがあります。

今回のプロジェクトは全体の1回目です。ご提供可能なリターンは準備できております。プロジェクト終了後に焙煎して発送させていただきます。
なお2回目以降のプロジェクトはリターンを提供できるだけのスーパースペシャルティコーヒー生豆が準備出来次第、プロジェクトを開始します。
その際はどうぞよろしくお願いします。


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