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『アバウト・タイム』を映画館で観てきたお話。

久しぶりの投稿になりました。
年末年始頃からYoutubeをスタートしたため、noteの方が更新できておりませんでした。mebukiという名前で日々の暮らしの中に潜む小さな幸せに目を向けるための発信をしています。もしよろしければご覧ください。↓




さて、本題へ。
先日、映画館に大好きな作品を観に行ったというお話。

それが『アバウト・タイム』という映画。ジューンブライドに合わせたのと、2014年に公開されてから10周年ということでリバイバル上映がされたそう。公開当時は高校生だったので、観ることもなかった作品だった。

大学生の時に友人からのすすめで、お家でひとりで鑑賞をしたのが初めて。映画を通して得られた気づきはこの先ずっと大切にしていることが多くて、まるで人生のバイブルのような作品。

今回は妻とふたりで上映終了日の前日に駆け込みで鑑賞。上映時間も限られていたので、普段は行かない映画館に足を運ぶ。平日のレイトショーだったためか、お客さんは私たちの他にたったの2人。広々としたシアターをほぼ貸切状態で、上映前から特別な感覚だった。

大きなポップコーンを席の間に置き、公開前の作品の予告が流れる中で笑い合いながら眺めていたのも束の間、『アバウトタイム』の上映が始まった。

映画はざっと2時間。久しぶりだったためかうろ覚えのシーンが多く、自分自身も主人公のティムのようにタイムトラベルしているような感覚だった。



特に心に残っているシーンが2つあるので紹介。
(本当はまだまだ語りたいところだけど長くなるので・・・)

1つ目は結婚式のシーン。荒天すぎて逆に笑えてしまう披露宴、主人公が妻のメアリーに雨の日じゃない別の日が良かったかと聞く。メアリーは私たちの人生と一緒で、いろんな天気があると答えた。

“Do you wish we’d picked another less wet day?” No. No. No for the world. And so it begins. Lots and lots of types of days.

アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜

普段、良い天気と言われると、多くの人が晴れを想像する。ただ、雨の日が必ずしも悪い日とは限らないと思う。人生は色々な天気に溢れていて、そのどれもを愛おしく感じられるように生きたいものだ。


2つ目は、父親から教えてもらった幸せの秘訣のシーン。これは私が人生を豊かに送っていくために欠かせない部分だ。日々の中の小さな幸せに気づき、ありふれた日常を彩るために。

But the came part two of Dad’s plan. He told me to live every day again almost exactly the same. The first time with all the tensions and worries that stop us noticing how sweet the world can be, but the second time…noticing.

アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜

劇中の笑えるシーンでお互いにアイコンタクトをして、クスッと笑い合う。ポップコーンを手に取る際、妻の微笑んでいる様子や目に涙を浮かべている姿が目に焼き付いた。それら全てが愛おしい瞬間であり、当たり前だけども、大切な瞬間だった。



サムネイルは初めての旅行で撮ったフィルムの写真。誰もいない浜辺を2人で歩いてなんとなく撮った1枚だ。最近はデジタルでしか撮ってなかったけれど、やっぱりフィルムの良さを感じる写真が沢山あったので、これからもふとした瞬間を大切に残していきたいと思う。過去に戻ることはできないけれど、過去を思い出すことはできるから。その時に、より濃く、色鮮やかに思い出せるように。

初詣
大好きなゲストハウスのハンモックで
昔住んでいたアパートで
この笑顔に何度も救われてきた

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