見出し画像

言ってみるものだ。

自宅のオーブンレンジが寿命を迎えつつあります。

コンセント部分の接触不良があり、断熱テープで補強をしていますが、5分を超えて使用すると熱でグニャリとなり、しばしば勝手に送電を止めます。

先日もナイスなさつまいもを買ったので、焼き芋にすべくオーブン40分設定で使用していましたが、知らない内に電源が切れていて、接触の「当たり」な部分を探ることで無駄なイライラ時間も発生していました。

ついでに断熱テープもテロンっと溶けていたので、焼き芋はもう無理。

時が満ちているのですが、短時間は使えるので騙し騙し使っています。


先日、友人との待ち合わせに早く着き過ぎたので、ビックカメラへフラリと入り、時間つぶしをすることにしました。

最新電化製品はどれもこれも魅惑的に誘惑光線を放って来ます。

炊飯器やコードレス掃除機が「ちょっと見て行ってよ・・」と無言の誘惑を仕掛けて来ては、炊飯器のフタをパカパカ開けたり、掃除機の軽さに「何て軽いんでしょう?!」とクラックラしっぱなし。

たまらんね・・と思いながらプラプラしていると、足が勝手にオーブンレンジ特設コーナーへ運ばれていました。

パッっと目に入って来るカッコイイデザインのものが・・・

「約150,000円」

ドッヒャー!

もちろん機能も盛りだくさん、スチームやノンフライ調理なんか当たり前。

赤外線が「ここ、まだ火の通りが甘いわ」なんてきめ細かく探知して、最適温度に温めたりする、気の利くお手伝いさんのような動きまで。

15歳のうちの子は、クルクル回りながらまんべんなく温めてくれていますが、最先端の子はジっと鎮座の千里眼状態です。

スゲー!


熱心にフタを開けたり、表示をしげしげと見ていたので案内の方が「手ごたえあり」と踏んだらしく「ご案内致します~」とス~っと横に滑り込んで来ます。

切実な「買い替え理由」もあるので「これとこれの値段の差は何ですか?」「ええ!こんなに簡単な操作なんですね」など、まんまと取り込まれて行きます。

「こちらのパンフレットを頂けますか」と「これ下さい」では無い、地道な希望を出すと「こちらになります~」と差し出して下さり、そのまま素早く「ご検討下さい~」と去って行きました。

「こいつ、今は買わないな」そんな感じでしっかり逆値踏みされました。


自宅でパンプレットを「これでもかっ」と読み込んで、決意を固めていきます。そして満を持してビックカメラの通販サイトを見ると、お店で見た値段より「7000円」も高いのです。

「お店の値段は、その場限りだったのか!!」

ギリギリと歯ぎしりします。

クウウウ。。 「今でしょ?」 ベタにそんな言葉が頭を掠めます。


そんなこんなで、本日。

仕事をしながら片手間にラジオへ投稿をポチポチと。

数か月間読まれていなかった某ラジオ番組で、久しぶりにメールが読まれました。オーブンレンジに絡めた内容で。

これは、買うべしという神の啓示(大袈裟)。


午前中の仕事を終わらせて、昼ご飯の休憩と称してバスに飛び乗りビックカメラへ向かいました。ひとり仕事の成せる技。

キッチン家電コーナーへ直行して、お目当てのメーカーのオーブンレンジの型番を探します。2ランク位上の型番が「人気No.1」となっていますが、欲しい型番は見当たりません。

鼻息荒く、目をキンキンにしてコーナーをグルグル回りますが、どうも置いていない様子。それでも最後のひと絞りで見回り、観念した上で店員さんに「あの、すいません。。先日ですね・・」とスマホの画面を見せながら、「この型番の商品を32000円弱くらいで別の店舗さんで見たのですが、完売でしょうか?」と聞いてみます。

研修生の腕章を付けた店員さんが、別の店員さんを連れて来て「ご案内番号札」を手渡されました。

何だか売り場は賑わっていたようで、詳しい店員さんは出払っている様子。


オーブンレンジコーナーはメーカーの並びが言えそうな程に巡回したので、いたずらに炊飯器コーナーやホットプレートコーナーも散策します。

置いてあるタコ焼き器の穴をどんどん足して数えているうちに、詳しい店員さんがやって来ました。

「この型番の・・・」の件を再生して話すと、店員さんが在庫確認を素早く検索します。「4月中旬位に入荷がありそうです」とのことで手応えあり。「お値段は・・・?」とブツブツ唱えると「31000円でご用意出来ます」とのこと。

「あら?1000円安くなっている」と内心思ったので、「こないだは32000円弱で・・・」と無駄なひと言をうっかり漏らしても「〇〇店と同じ金額で御用出来ます」と、天使の回答。

しかもスマホのアプリ登録をすれば送料無料で、いまの死にかけているオーブンレンジも無償で回収との天国コースを提示されました。

「あ、ではそれで・・・」とマスクの下でニヤけていると、ご成約コーナーへ誘われます。アプリの登録をしようとしましたが上手く行かず、しかしそこは店員さんの機転で手持ちのポイントカードをどうにかしてくれました。

納品日を決めて「31,000円ポッキリ」のお会計を終えると、素早く帰社。


レシートを見直すとポイントが4000円近く付いていて、○○店で買うよりも結局5000円近くの値引きとなり、送料無料で仮死状態のあの子まで連れて行ってくれます。

モジモジしてスゴスゴと帰らず、思い切って聞いてみるものですね。

しかし「他の店舗は○○円でした」は結果、値切ったことになるのかな。

同じ家電量販店だから、横並びってことで良いかしら。


何にしても、最新(確か)キッチン家電がやって来ます。

カタログを見る限り、料理のやる気を焚きつけてくれる機能てんこ盛り。

何故なら材料をこねくり回して放り込んだら勝手に作ってくれるから。

4月中旬が楽しみです、ヤッホッホー!

ビックカメラよ、有難う♪


この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?