過度な期待にご用心。話の種におひとつ。
金曜日に「土曜日は車でナイスなスーパーへ行こう」と熱い気持ちでベッドに入りました。
土曜日に一旦目が覚めたのが午前中の早い時間で「あ、もうちょっと寝よう」そんな罠に自分から飛び込んで、次は夕方に目が覚めました。
全てやる気を無くして夜に起きる。
日曜日はほぼ土曜日をコピーしたように過ごしました。
そして月曜日。
昼ご飯を外に買いに出る。
隣の駅の銀だこへ行く。
大袈裟な熱い思いを持って仕事をしている内に、必ず外に出ないといけない用事が発生して、足を延ばして銀だこまで駒を進めることが出来ました。
ルンルンしながら事務所へ戻る途中で、気になっていた和菓子屋さんを通りかかりました。
去年に新しく出来た「フルーツ大福」のお店。
このテナントは物凄い短期間でお店がバンバン入れ替わる、微妙な物件。
交通量の多い道路に面していますが、残念ながら路駐出来るほど生易しくなく、「緑の二人組」が自転車で見回りをする地帯です。
密かに「あまり長くはあるまい」と思っている反面、「フルーツ大福」の響きに魅力を感じていました。「いちご大福」くらいしか思いつかないので。
人通りがあまり多く無く、周りにもお店といったお店も無い場所に、ノーマルな大福などではなく、急な「フルーツ大福」。
きっと満を持したお味とクオリティなんだろうと思っていたのです。
銀だこを買えたので気分も高揚していました。
お店の前でショーケースを覗き込みます。
思いっきり店員さんとマンツーマン。
そして、大福が驚きのぱっと見の最低価格が550円、最高価格が800円超え。
自分の買った銀だこのたこ焼きは8個入りが680円。
・・・これは。
しかし立ち止まり覗き込みマンツーマン。
何となく立ち去れない勝負の瞬間と思い、話の種に一番お安い大福を1個だけ買いました。
事務所に戻り・・・
まずは猫舌に優しい温度になっている銀だこを美味しく頂きました。
ややぬるくなっていても表面のカリッと中のトロッは守られていて、ソースとマヨネーズの悪魔の美味しい組み合わせに震えます。
そして、期待の大福。
大きさはちょうどメンソレータムのリップクリームくらい。
パイナップル大福を買ったのですが、顎関節症にはやや厳しい大きさのしっかりしたパイナップルがドーーンと入っていて、白餡がかなり薄い層、求肥は好きなタイプのもっちり。
パイナップルはさすがにお高いタイプのものと見えて、果汁がたっぷりで甘みと酸味もナイスな調和でした。
ただ・・・
リピートするかと言いますと「良い話の種が出来ました」ということで無いかなっと。
手土産で持って行くには良さそうですが、自宅で食べるとすると「これ1個で牛丼が・・、天丼が・・、カレーが・・、たこ焼きが・・、ラーメンが・・」と頭を駆け巡ることを止めるのが難しいかも。。
写真を撮りましたが、あまり良いことを書いていないので載せないことにしておきます。
思い出せないくらい店舗が変わるこの物件のお店で、何かを食べたり買ったりしたのは、2回目かもしれません。
数十年住んでいますが・・・。
「微妙な物件」の呪いを突破して安泰となるか、そっと見つめて行こうと思います。