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たまには真面目に。

取り寄せをお願いしていた本を受取りに本屋さんへ出掛けました。

入荷のお電話の際に「表紙が少しですが、折れておりまして。。少しお待ち頂けましたら、再度お取り寄せさせて頂きます。」と伺いました。

自分としては、ページが落丁している、または、くさやだったりキムチだったりに囲まれて希望していない「香り付き」でも無い限り、良いのです。

「別に問題無いですよ」とお伝えしていましたが「ご来店の際に念の為ご確認下さい」とのこと。


そして到着した店頭で「お電話でお伝えしております、こちらなんですが・・」と出されると、確かに表紙の上の方が折れたと云うか、ほんのちょっとだけ曲がっていました。

読書には全く問題ない状態。

「全然問題無いです。頂きます!」と普通にお支払いして受け取りました。


そういえば、新聞に2024年問題として物流の記事が載っていました。

「労働時間の見直しとして、残業をさせない」ことを念頭にした、労働時間短縮に伴う「人手不足」発生で物流に遅延などの混乱が予想される、とのこと。

記事には納品の際のトラックの無駄な待機時間(最長で6時間半とか)や、小売店への納品などは何故か棚に商品を並べることまでやらされる・・

家電量販店では外箱の段ボールに少しでも傷があったら返品・・など。

パソコンなどの精密機器なら分かりますが、冷蔵庫や掃除機などの外箱は若干の傷ならあっても仕方無いと思います。

「運ぶ」以上を慣習とすることもおかしな話で。

物流と聞くと単純に宅配をイメージしますが、モノが出来るまでの部材・部品を運ぶことも物流。

そこの手も足りないということは、部材不足で作れないから手元に「本」も「お菓子」も「掃除機」も届きません。


もうだいぶ昔の話になりますが「注文の翌日納品」に驚いていたら、今や1時間以内にお届け!とか。

事情はあるにしても、多少のキズや汚れ、時間などは大目に見ても良いのでは?と思う今日この頃です。

自分が「表紙が曲がっているのなんてイヤ!」となったら、代わりの綺麗な本は待てば手元にやってくると思います。

でも「曲がった本」は廃棄かもしれません。

読むのに何ら支障が無くても。

食品の賞味期限や消費期限は「〇年〇月〇日」が「〇年〇月」になったりの幅が出て来ましたが、棚の奥の日付の新しいものを取る方も未だよく見かけます。

日本人の素敵な生真面目さが裏目に出ている、そんな気がした本の取り寄せ話でした。


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