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ぼくが就活の時に、why・whatと同じくらいhowを大事にしていた話

先日、無事に就職活動が終わりました。

就職活動、社会や周りからの「こうすべき」「こうした方がいい」が多すぎて、「どうすりゃええねん!」みたいな気持ちになる人も多いのではないでしょうか。かくいうぼくも、その一人でした。

ただ、ぼく自身は、迷いながらも「自分にはどんな方法が合っているのか」を模索した結果、すごく納得してプロセスを踏むことができ、最終的な意思決定をすることができました。何より、就活中、結構ずっと楽しかった。

その要因はいくつかあるかと思いますが、howをすごく大切にしていたことが大きかったと思います。

why(なぜ就活をするのか、なぜその会社を受けるのか)やwhat(どの会社を受けるのか)と同じくらい、時によってはそれ以上にhow(どのように就活をするのか)にこだわっていました。

というわけで、ぼくが就活中に大切にしていたhowを言葉にしていきたいと思います。

(僕のwhyとwhatはこの記事に詳しく書きました)

ちなみに、ここで書くのは、あくまでぼくの個人的な経験です。一人一人に合ったやり方があると思うし、みんなに「これがおすすめ!」みたいなものではありません。

また、ぼくがここで言っていることも、社会や周りからの「こうしたほうがいいよ」の一つなので、話半分くらいに聞くといいと思います。あくまで手段の話だしね。就活ハックなんて巷に溢れているので、消耗しないでくださいね。

あと、無事就活が終わったからこそ振り返れている部分もめちゃくちゃあるかと思います。就活真っ最中で超余裕ないときにこんなこと言われても「うるせえ!」と思うかもしれません。その点はご容赦ください。

分母よりも大事なのは納得度

会社、世の中にたっくさんあります。法人企業だけで170万社、大企業に絞っても1万2千社。全部を吟味して、一つを選ぶのは到底無理です。

就活において、分母をどうするか=何社くらい受けたほうがいいのか、はしばしば問題になっている気がしますが、個人的にはあまり本質的じゃないなあという感覚です。どうせ入るのは1社なんだし。

それより大事なのは、納得度だと思っています。自分が行った意思決定にどのくらい納得しているか。

1社しか受けなくても納得しているならそれでいいし、100社受けたほうが納得できるなら、100社受けたほうがいい。

なぜなら、納得した決断ができることによって、その決断に対してコミットする気持ちが生まれるから。その決断を正解にしようとするからです。

会社選びにおいて、正しい・間違っている選択なんてほとんどありません。それより本質的なのは取った選択をどれだけ正解にしていけるかです。

そのためにも、まずは納得度を大切にしてみましょう。

芋づる式に探していこう

世の中には就活サイトがたくさんありますが、ぼくは会社を探すとき、ほとんど使いませんでした。

その代わりに、いろんな人に会社を紹介してもらう、紹介された会社に行ってみる、そこでまた紹介してもらう、みたいな感じで、芋づる式に会社を探していきました。

たくさんの求人が並んでいるサイトを見て、「Like」と「Nope」を無限にやるよりも、例えば自分と価値観が似ていそうな人が好きな企業を紹介してもらうとか、いいなと思っている会社の社員に似てる企業・併願されがちな企業を聞くとかの方が、効率的なのでは、と思っています。

まあこれは結構好みが分かれると思うし、当然一長一短あると思います。会社の探し方は、就活サイトを見るだけじゃないんだな〜くらいに思ってもらえればいいかなと思います。

足繁く通う

ネットで会社のサイト見て「いい感じ」と思ったとしても、それだけですぐ選考に進むのは、結構リスクがあるなあと感じています。

サイトなんていくらでもいい感じにできるし、表面的な部分しか伝わりません。

だから、いろんな機会を利用して、「いいな」と思った会社にはどんどん行ってみましょう。

OB訪問やインターン、面談など色々な形態がありますが、いずれにせよサイトを見ただけではわからない相手のことを知る、そして自分のことを知ってもらう機会を作ることが大事なのだと思います。

今はそういった機会をサポートしてくれるツールもたくさんあるし、それを利用しない手はありません。

ぼくの内定先でいうと、ずっと「めっちゃ行きたい」と思っていたのもあって、イベント行ったりインターン行ったりして、10人くらいの社員・内定者の方と話したし、人事の方とは選考に進む前に7~8回くらい面談しました。

もちろん回数増やせばいい話ではないですし、気になる企業が多くなると一つの会社にこれだけのコミットをするのは難しいです。

それでも、意思決定をする前に、なるべくたくさん関わることをお勧めします。

「何を大事にしているか」を表現しあう

上で述べたように、選考に進んで行く前に、関わる過程を経ることは大切。

そしてその過程において、お互いに「自分は何を大事にしているか」という軸を明確にしないと、重大なミスマッチが起こりうると思っています。

軸を持つことの次に、その軸を表現する、みたいな段階があるイメージです。

「営業の仕事に興味があるから、たくさん経験積める会社がいい」と思っている人が、「会社の文化にフィットするかどうか」を大事にしている会社に入ったとき、「こんなはずじゃなかった」となる可能性は十分あると思っています。

軸が完全に一致すべきだとは全く思っていない(そんなことはほぼありえない気がする)ですが、お互いの軸は理解できている方がリスクは少ないと思います。それが許容できる範囲のズレなのかは、見極めた方がいいのではないでしょうか。

好意はどんどん表現する

どの段階でも、「いいな」と思っていることは会社に対してどんどん伝えていきましょう。

恋愛でも、好きと言われると気になっちゃう、みたいなのありますよね。返報性の原理っていうらしいですが。

表現する方法は必ずしも言葉でなくても良くて、態度でも行動でもいいので、好意はどんどん表現していくのがいいと思います。

自分が相手のどこをいいと思っているのかを伝えることは、絶対に会社の人にとって嬉しいことなはず。そしてそれは、「大事なことのすり合わせ」にも繋がっていきます。

最初の会社と一生添い遂げるわけじゃない

新卒で入った会社で定年まで働くみたいな時代ではどんどんなくなってきている。就活での決断は、あなたの一生を決めるような重いものではありません。

「新卒で入る会社は大事」みたいなことをよく言いますが、確かに大事だけど、大事だと思いすぎない方がいいです。

そもそも働いたことないのに、どこで誰とどのように何して働くかを決めるなんて無理。やってみないとわからん。

すぐやめるかもしれないし、ずっと働き続けるかもしれない。あんまり先のことを考えすぎて、決断に重みを持たせすぎても、動きづらくなるだけです。

変に構えすぎずに、とりあえず試しに一個決めとくか〜くらいで考えてもいいのではないでしょうか。

別に会社に入ってなくても大丈夫。なんとかなる。

最後に。別に会社で働いていなくても、すぐに死ぬわけではないです。大変なことはあるかもしれないけど、なんとかなる。

何かしら食べていける方法はきっと見つかる。生きてはいける。(保証はできませんが)

幸運にも、ぼくの周りにはフリーターとかニートを経験した人が多く、そういった人に対しての否定的な意見を聞くことも少なかった。むしろニートやっといた方がいい、くらいの認識です。笑

「絶対に就職先を見つけなければいけない」みたいな強迫観念に駆られてしまうと、自分にとって大事なことが見えなくなりがち。特に就活にはタイムリミット的なものがあるので、なおさらです。

焦らず騒がず、まあどうせなんとかなるか!みたいな大前提を持って就活してみると、少しは余裕が持てていいかもしれません。

写真はリスボンにあるエンリケ航海王子の像。大航海時代を切り開いた人。(最近リスボンの写真使いがち)

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