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【必読の書】「これでいい」と心から思える生き方の重要ポイント⑬

この本の第三章に書かれてる文を
紹介させていただきたいと思います。

思い通りにならないことへの耐性

私たちが人とコミュニケーションを交わすとき、
相手は必ずしもこちらの期待どおりの反応をするわけではありませんよね。

ですが私たちは、相手が身近な人であればあるほど、
相手に対して無意識に期待を持ってしまいます。
「このくらいのことはわかってくれるはずだ」とか、
「以前お願いしたことを覚えていてくれるはずだ」とか、
「聞き分けのないことは言わないはずだ」とか、
そんな期待をひそかに持つわけです。
しかし、そのような期待どおりの反応を
相手がしてくれないということは、日常茶飯事です。

ここでカギを握るのは、
「思いどおりにならないことへの耐性」です。
この耐性が弱いと、すぐにイライラしてしまったり、
あるいは相手を是正しようとしたり、
相手をコントロールしようとしたりします。
ときに怒りを爆発させる場合もあります。
これでは、おたがいが幸せを感じるような
人間関係をなかなか築くことができませんね。

逆にこの「思いどおりにならないことへの耐性」が強い人は、
思いどおりにならない状況の中でも、相手のことを尊重しながら、
対話の努力を建設的に続けていくことができるので、
幸せで豊かな人間関係を築けるのです。
現代人は、「思いどおりにならないことへの耐性」
がかなり脆弱化していると思われます。

私たち人間は、近代以降、驚くべきスピードで科学技術を発達させ、
便利で快適な生活を実現してきましたが、
その恩恵に過剰に依存するようになった結果、
「思いどおりにならないことへの耐性」
を弱めてしまったのかもしれません。
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榎本博明さんが著書『病的に自分が好きな人』
の中で次のように述べています。

「寒いときは焚き火に当たり、暑いときは日陰で涼むくらいしかない
時代が長く続いたが、火鉢からストーブ、こたつ、
さらにはエアコンと暖房器具は進化し、団扇・扇子から扇風機、
そしてエアコンへと冷房器具も進化してきた。
エアコンにより部屋の温度を思いのままに
コントロールできるようになった。(中略)


通信手段の発達も、私たちの万能感を刺激する。
(中略)インターネットにより、世界中の人々と
瞬時に文字や画像のやりとりができるようになった。
そして携帯電話の普及により、相手や自分がどこにいても
しゃべることができるようになった。
(中略)科学技術は、かつて不可能だったことを可能にしてくれた。
諦めなければならなかったことを諦めなくてもよくしてくれた。
制約をつぎつぎに取り除いてくれた。


こうして私たちは、現実を思いのままにコントロールできる
というような万能感を抱くようになった。
それによって、私たちは諦めが悪くなった。
思い通りにならないことがあると、イライラするようになった」


現実を思いどおりに操作できるというコントロール幻想のため、
現代人の「思いどおりにならないことへの耐性」は脆弱化してしまい、
その結果、自己中心的な人間が増えていると、榎本さんは述べています。
このことは、クレーマー化する消費者が増えていることからも、
うかがい知ることができます。

たとえば、購入した商品に欠陥があったときに、
そのことを落ち着いて店員に伝え、
「お手数ですが交換していただけますか」
と紳士的に要求するのであれば、これは大人の態度といえますね。

しかし今は、そのような状況で感情的になり、攻撃的な態度で、
一方的にわがままな要求を突きつけるクレーマーが増えているようです。
店員を一人の人間として尊重するだけの余裕がなく、
ただ自分の欲求を満たすことしか考えられない消費者が増えているのです。

そして、そのようなお客様意識を教育の場にも持ち込み、
教師に理不尽なクレームを突きつけるモンスターペアレントが増えており、
社会現象としても話題になりました。
中には、「発表会ではうちの子に主役をやらせてほしい」とか、
「集合写真で、うちの子が端っこに写っている。撮り直してほしい」とか、
「担任教師がみんなの前で叱ったので、うちの子の心が傷ついた。
すぐに担任を変えてほしい」などのような、
あまりにも一方的な要求もあるそうです。

現代において、クレーマーやモンスターペアレント
が増えているということは、
状況をコントロールしないと気がすまない人、
つまり、「思いどおりにならないことへの耐性」
が弱い人が多くなっているということなのです。

「これでいい」と心から思える生き方 第三章

この、「思いどおりにならないことえへの耐性」はものすごく重要です。
波動体感講座でも思いどおりにならないことへの耐性が無いと
不正解を連発した時、なかなか乗り越えることができません。
課題で不正解になることで悪神を炙り出すことができるのですが、
思いどおりにならないことへの耐性が無いと
正解することばかりに意識が向き、
ついつい戦闘モードになって悪神に憑依され、
また不正解を連発することに繋がってしまいます。
100回連続で不正解になることを許容することで
意外とスムーズに進めることができる場合もあります。

今、重要なキーワードが出てきました。
戦闘モードです。

何故かわかりませんが、
私たちは戦闘モードに切り換わってしまうと
悪神に妨害されるようになってしまいます
それで誤った判定をしてしまうのです。
さらに学生時代に試験などで神頼みした人は
毎回、戦闘モードに切り換わった瞬間、
悪神に憑依されてしまいます。
モンスタークレーマーとかモンスターペアレントは
おそらく戦闘モードに切り換わったら
悪神に憑依されるタイプです。

自己受容できるようになって、
ようやく他者受容することもできるようになります。
自己受容と他者受容、どちらも重要です。

自己受容に関しては”「これでいい」と思える生き方”と
”なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか”
の2冊だけで事足ります。

より生きやすい道を選択したい方は
自己受容・他者受容・足るを知る
この3つを重視してください。

自己受容・他者受容を深く掘り下げると
老子の『足るを知る』という言葉に辿り着きます。
深く掘り下げて理解を深めたい方は
是非、老子・荘子に関する本を読んでみてください。

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