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【必読の書】「これでいい」と心から思える生き方の重要ポイント⑤

この本の第一章に書かれてる文を
紹介させていただきたいと思います。

人は子どものころに、「このように生きていこう」と、
生きていくうえでの基本的な方針を決めるのですが、
これを「幼児決断」といいます。
幼い未熟な思考による決断ではありますが、
これが大人になってからの無意識の行動を左右する源になるのです。

たとえば、子どものころに親との関係で、
「相手の期待を決して裏切らないようにいきよう」
と決断した場合、大人になって、
相手が親でない場合においても、
その幼児決断が心の中で生きていて、
相手の期待に応えようと頑張ってしまうわけです。

「これでいい」と心から思える生き方 第一章

「このように生きていこう」という幼児決断をする前に
両親・祖父母・幼稚園の先生などによって、
良からぬ概念や価値観を刷り込まれてしまった場合、
思考パターンに邪気発生源が入ってしまいます。

たしかにその決断は、子どものころに親との関係で
自分の安全を守るためには、
せざるをえない決断だったのかもしれません。
親に養ってもらわないと生きていけない子どもにとっては、
必要な決断だったともいえます。

「これでいい」と心から思える生き方 第一章

これは毒親が連鎖する流れの一部分です。
毒親はたいてい、育てるのにかかった費用について
しつこく強調すると思います。
「親を尊敬しなさい」という無言のプレッシャーでもあり、
そのせいで”尊敬”の認識がおかしくなってしまう人もいます。

しかし大人になった私たちが他の人たちとかかわる場合には、
その「相手の期待を決して裏切らないように生きよう」
という決断は、冷静に考えてみれば、
あまり賢明なものではないことがわかります。
たとえば、他人の期待を裏切ってその人を不機嫌にしたとしても、
それは大人の私たちにとって、
自らの命の安全が脅かされるような脅威にはならないはずです。

「これでいい」と心から思える生き方 第一章

期待は邪気発生源です。
「現状を受け入れることはできません」
と言っているようなもので、
他者受容とは真逆に進むエネルギーが出てしまいます。

つまり、大人の私たちの場合、自分の欲求や気持ちを押し殺してまで、
相手の期待に奉仕するような人生を送る必要はないわけです。

「これでいい」と心から思える生き方 第一章

他人の心の動きを考えることになるので
他人軸になってしまいます。
もちろん、他人軸も邪気発生源です。

他人軸は上手く行っている時は
それなりに良いのかもしれませんが、
相手の期待に応えられなかった時、
負けと判断したり、失敗と判断してしまって
感情を傷つけてしまいます。

その感情をすぐに癒すことができればいいのですが、
全く癒すことなく年齢を重ねてしまう人が大半だと思います。
人格を形成する時期だった場合、
人格にまで入り込んでしまう
可能性があります。
人格に入った邪気発生源や悪神が
沈静化している時は良いのですが、
いつか制御できなくなって暴走する日が来ます。

「相手の期待を決して裏切らないように生きよう」
という考えを完全に捨てた上で
傷ついた感情を確実に過去に遡って癒すしかないですね。

自己受容できるようになって、
ようやく他者受容することもできるようになります。
自己受容と他者受容、どちらも重要です。

自己受容に関しては”「これでいい」と思える生き方”と
”なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか”
の2冊だけで事足ります。

より生きやすい道を選択したい方は
自己受容・他者受容・足るを知る
この3つを重視してください。

自己受容・他者受容を深く掘り下げると
老子の『足るを知る』という言葉に辿り着きます。
深く掘り下げて理解を深めたい方は
是非、老子・荘子に関する本を読んでみてください。


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