【読書記録】シリコンバレーで起きている本当のこと「市場で生き抜くには」
基本情報
タイトル:シリコンバレーで起きている本当のこと
著者:宮地ゆう
刊行:2016年
読んだ月:2021年2月
読み始めたきっかけ
自分がやっている仕事が無意味にちっぽけに思えてきており、世の中を動かすような大企業がどのような環境なのか知りたくなった。
感想まとめ
シリコンバレーという場所は、世界のIT企業の最先端・最高峰の場所として、位置付けられ、常に時代を変えるような取り組みを世界に示してくれている。しなしながら、本書では、輝かしい栄光の裏側で発生している社会問題にスポットを当てている。
・高騰する家賃に住める家もなく、長距離バスで夜を明かす地元民
・税収入が得られず、ボロボロになった公共の道路
・「寄付」という名の「投資」があること
・自動運転技術・AIの発達によって、優先すべき命に判断が付けようとしている
・Slerの僕が提供しているのは、googleやAmazonのように世界を変えるようなモノではない。だけど何千人の企業にシステムを提供していて、本当に役に立っているのか、意味があるのか、疑問に思いながら提供することがたまにある。シリコンバレーの企業が「新しいことに多少の犠牲は伴う」と考えているとすると、僕は「特に何の信念もないけど、企業にお金をもらって、役に立つか分からないシステムを提供する。」感じ…ダサいな。
・飛躍したがマクロ的な視点でシリコンバーを見ることができてよかった
・またシリコンバレーもコネが大切というのを見て、なるほどなと思った。
優秀な人材を再生産していくために、同じ大学やコネが大切になるのは、シリコンバレーも日本の大企業も同じようだ。
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