伝統医学
身土不二 つまり人間の体と人間が暮らす土地は一体で、切っても切れない関係にあるという意味だが、通常「その土地のものを食べ、生活するのがよい」とされているが、薬学でも同じである。その土地の植物等を用いた生薬を用いるのが良いという考え方。
漢方およびそれと起源を同一にする中医学は、遠方のものを利用することがあるが、アーユルベーダおよびそれに影響を受けた中央アジア系の伝統医学では、身土不二が強いらしい。
ユーナニー等中東の伝統医学もその土地のものを使う傾向がある。
漢方薬・生薬認定薬剤師としてはほとんど活動していない。しかし日ごろの生活で、西洋医学と東洋医学との対比を意識してきているつもりだったが、アーユルベーダと漢方との対比を知るに至り、考えを改めた。アーユルベーダは、漢方と異なり、漢方では+にーを入れ、-に+を入れて正常(ゼロ)に戻すという発想であるのに対して、アーユルベーダは、-にも+にもゼロを大量に入れて、正常(ゼロ)に戻すという発想。それゆえ日常生活に入り込んでいるのだが、漢方は少なくとも日本の生活には入り込んでいない。この意識が異なることに気づかされた。
ホメオパシーとアロパシー
アロパシーは、症状があれば緩和する。ホメオパシーは、大量投与したときにある症状を引き起こす薬物は、ごく少量を同じ症状を有sるう患者に投与することで改善できるという考え方。欧州(ドイツ等)では広く利用。日本では否定されている。
微量成分の役割が重要かもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?