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沼なのに暗礁に乗り上げてるような感じ

結婚する大好きな友達に、「あなたに大事なものがたくさんできて、あなたの中で私の順位がどんどん下がり続けていくんだろうなぁ」と感傷に浸りまくりLINEを送ったら、「家族は大切だから上に来るかもしれないけど、友達に順位はないよ(笑)」って言われて、そもそものところで殿堂入りしてない事実にちょっと悲しなったけれど、私が特殊なだけだと思うことにしてメンタルを掬った。えらい。

私は友達にバリバリ順位をつけているけどね。
バリバリに殿堂入りさせたり、四天王と呼んだり。
そういう人間なのだ、私は。


▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥


今日は、最近漠然と悩んでいることについて。



私は小さい頃から、ひとつずつの小さな目標や夢を立てて、全部を達成したり叶えてきたりして、ここまで生きてきた。

例えば、新しくもらったピアノの楽譜をパラパラと見て、知ってる曲のページまでできるだけ早く進むためにそれまでの曲は全力で消化していこうとか。
今日中に下書きを終えて再来週までに全体的に色を塗って、そのあとは細かい色付けをするだけにしようとか。
今日明日で作文は書ききって、1週間後に読み直して手直ししようとか。
何が何でも学区外のあの高校に入ろうとか。

そうやって、全部を目標と夢にして、消化してきた。
そういう指標がないと、私は生きられなかった。
自分が立っている場所をすぐに見失ってしまうからだ。


しかしながらこのやり方には、「目標を失うと次の目標が決まるまでやる気を失う」というリスクがある。

実際に高校受験で燃え尽きた私は、次の目標が見つからないまま3ヶ月で不登校になった。
復活できたのは、「留年せずに絶対に3年間で卒業するために2月から補講で取れてない単位を補う」という目標ができてから。
それからは「とりあえず高校を卒業する」「映画を勉強できる大学に行って脚本家になる勉強をする」「絶対に東京へ行く」などと細々と目標や夢を設定して、無事3年間で卒業することができた。

ずっとそんな生き方。
唯一壮大な夢を抱えているとしたら、「大金持ちになって悠々自適に暮らす」くらい。

キラキラした夢より、実現可能な手近な夢の方が100倍生きやすい、と思っている。


基本的に冷めている。
自分のことにも、他人のことにも。
もちろん、世の中のことにも。


会社でも解決できない物事があると、じゃあ壊してしまえばいいじゃないかと思うし、予算がないから機材の組み方が複雑になってしまい不確実性も高くなると聞くと、じゃあ上の人たちを説得して予算を増やせばいい、確実性を高めることに何の反論反発があるというのか、その小さな脳みそでもわかるだろう、といった具合に。

非効率なこと、非効果的なこと、不確実なこと、不必要なこと。
あと馴れ合いや繰り返しのふざけ合い。

自分の中のある一定ラインを超えると、そういった「無駄」に見えるものに腹が立ってくる。

無駄に見えるものも必要であったり、遊びを持たせることが大事であることは百も承知であるし、自分も無駄をすることも持つこともある。
分かった上で、一定ラインを超えると非常に邪魔であり、不快なものとなってしまう。


だから、私の目標には遊びがない。
そして、今歩んでいる人生のこの地点より少し先に旗を立てるほどの夢がない。

恐ろしく現実的なのだ。
常に自分の口座残高が頭の隅にある。
自分ができることの程度、できるであろうことの範疇が瞬時に計算される。

自分の実力より少し先に挑戦する度胸はある。
けれども、それを振るう先がない。

なぜなら、今の私にはやりたいことがないからだ。


ここまで何か目標を立て、実現可能な夢を抱いて生きてきた私は、今転職という分岐を前に、どこに進めばいいか、そもそもどこを見たらいいのかが全くもってわからないのだ。


転職は目的を達成できればいい部分もあると思うのだけれど、そこも「今より忙しくならない」「今よりお金が稼げる」くらいしかないのだ。
なんだそれは。
そんな仕事、ありすぎてわからないじゃないか。
というか、仕事ってそんなものでいいのか。

私はまだ社会人4年目のペーペーだけれど、運良く初めから自分がやりたいことを仕事にできた。
その中で自信をなくしたり、高く伸びた鼻が折れたり、向いてないなとヘコんだり、天才かもしれないと調子に乗ったり、やっぱり私にはこの仕事が向いてると幸福感に浸ったりしてきた。

だから、次に叶える夢がない。


1ミクロンも好きじゃない仕事なんてしたことがないから、できるかどうかが不安なのだ。

しかも私は技術屋で、渉外交渉の諸々は別の人たちがやってくれる職業だったので、仕事の電話やメール、そもそもマナーがどうのこうのみたいなところが全くできない。
いや、まあ、一応接客業だからできないことはないのだけれど、日々そういう当たり前をやっている人たちの足元にも及ばないのではないか、と自信がない。


とどのつまり、どこを見つめればいいのかわからないので、死ぬほど不安なのだ。


あと、世の中に仕事が多すぎる。わからない。
宝くじを当てつづけて、一生働かないで悠々自適に暮らしたい。

毎日来る転職サイトからのメールに、鬱々とした気持ちになる。

おしゃべりは好きだから面接は好きだ。
だからもう誰かの紹介で働きたい。
転職サイトを見たくない。あそこは沼だ。
沼での進み方がわからない。
なんだ、どうすればいいんだ、「プレミアムオファーです」って私の何を見て送ってきてるんだ。
「あなたの現職の活躍を見て、ぜひ面接に来ていただきたいと思いました」って全然別業種のあなたが私に何を感じたんですか。

お願いだから教えてほしい。
営業メールだよん☆みんなに送ってるよん☆とか教えてほしい。


マナーはいくらでも覚えます、社会人なので。
土日祝は休みたいし、毎日夜は自分の時間が欲しいです。
お給料は年収400万円くらいほしいです。そのくらいあると私は随分と意義ある生活・人生を送れます。
自分が豊かになるために仕事がしたいです。
好きなことは、食べること、文章を書くこと、寝ること、映画を観ること、音を聴くことです。
お仕事の情報ください。


嗚呼、転職は沼。



たのしく生きます