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「3ヶ月で100人に独立したいと話してください」と言われ、4ヶ月かけてやりきったら現実になった

「独立して、こんなことをやりたいんです」と、ある人に話をしたところ、真顔で「それを100人に直接話して。3ヶ月で」と返されました。あまりのインパクトに無理だろと思ったものの、どうにも諦めきれず4ヶ月かけてやりきった、私のストーリーを綴ります。

「自分の純粋意欲にしたがいたいが、どうにも踏み出せない・・」という方の背中を押すきっかけになったら嬉しいです。

僕の独立ストーリーの第2章。時系列的には、こちらのnote記事の続編にあたります。


独立に踏み出せない自分に向けられた、大きな挑戦

「コーチングとプロジェクトマネジメントで、社会課題に取り組む組織や人を支援する仕事をしたい。社会課題は、互いにつながりあっている。だから本業・副業の関係じゃなくて、複業にシフトしたい。それには、独立したい」

自分の中で、そんな純粋意欲が湧き始めたものの、なんかこう一歩を踏み出せない。何か明確な邪魔者が通せんぼしているわけではないのだが、なぜかその一歩が重たい。

そんな事を、学びの仲間と one on one で話していたら、彼女からこう言われました。

「それを100人の人に、直接話してください。3ヶ月で。」

絶句しました。瞬間で、1日1人ペースだというのは直感したものの、「え?どうやって?無理でしょ、またまたご冗談を」なんて思い、僕は薄ら笑いを浮かべてはぐらかそうとしました。しかし、彼女の顔は本気の真顔でした。

その瞬間、ふっと我に返ります。もしも無理にしか思えないこの事をやりきったら、どんな気持ちになるんだろう・・・

「やってみる」と伝え、本当に始まってしまいました。


話し始めて、見えてきたこと

それから、いろいろな友人に連絡を取りました。「久しぶりにランチ行きませんか」「オンラインで近況交換しませんか」この頃に連絡を受け取ってくださった友人に心から感謝しています。

心臓が口から飛び出そうな気持ちで話してみると、色んなレスポンスを受けました。
「とても、あなたらしい選択だね」
「あんなに好きな会社を辞めちゃうの?」
「結局、その社会課題って何なの?」
「家族は大丈夫なの?なんて言っているの?」

その対話の時間は、まるで色んな方からコーチングを受けているようにも感じられました。相手のレスポンスを自分の中に取り込み、自分の気持ちが磨かれていくプロセスには、独りで静かに考えを深めるのとはまた異なった質感がありました。

自分の中にあった「なんとなく」が、壊れたり再構築したりしながら、形成されていくような感じ。やりたいと思っていたことの解像度が上がってゆきました。

まるで、自分の焚き火に薪をくべるように話していった時間を過ごすこと4ヶ月。本当に100人に達したのです。そこで目の当たりにしたのは、自分の話を聴いてくれる人が、自分のまわりに100人も居てくれたという事実。感謝しかないです。


有言実行とは「言葉に出したからこそ実行につながる」?

去年の年末、こんな note を書いていました。ちょうどこの100人プロジェクトの進捗率が44%の時のこと。

この note にも綴ったとおり、「有言実行」という言葉には、「言ったことを行動にする」という質感を感じることが多いと思います。「5年前に話したことが実現されて、あなたは本当に有言実行の人ね」みたいに。

しかし、私はこの100人プロジェクトを経験して、こんなふうに思うのです。

言葉に出したからこそ、実行につながる。

目の前の誰かに伝えようと思って自分の口から出ていった言葉は、いつしか、自分への約束に変わっていったように思うのです。

また、仮にもしも、鬼のような真顔で「3ヶ月で100人に」と投げかけた彼女の口調や表情が、少しでも緩んでいたらどうだったでしょうか。私もここまで本気になれなかったかもしれません。人の本気は、目の前の人にも伝わるし、自分にも返ってくる。100人プロジェクトを通じて学んだことです。

今これを読んでくださっている方が、「やりたいことが有るんだけど、どうにも踏み出せない」なんて気持ちがあるのなら。ぜひ、その気持ちを、100人に3ヶ月で直接話してください。もしも人選に困ることがあるのなら、私を1人目にしてください。

読んでくださってありがとうございました。
今日も佳い日で。

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「向かいたい未来へ行動するために、コーチングで伴走させてください」
CTI認定プロコーチとして、コーチングを通じて行動の変化を応援しております。コーチングのお申込やお問い合わせはこちらから、お待ちしています。


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