トリマー、ブリーダー歴18年の私が手作りドッグフードの製造を始めた理由
犬生２０年時代
お空に旅立つその日まで
自分の足で歩いて
目が見えて
美味しいご飯が食べられる
おだやかで幸せな日常。
自己紹介
シングルマザーだった私は
生涯の仕事にしようと奮起して
トリマー、ブリーダーとしてお店を持ち
今年２０２３年で１９年になります。
※詳しくはこちら
A級トリマー山廣暁美｜T'sKichen｜note
ある日トリマー仲間に誘われた犬のご飯の
セミナー。気軽な気持ちで受けた
そのセミナーがきっかけとなり
※犬の手作りご飯 T’ｓKitchen
を立ち上げるに至りました。
トリマーになって最初の犬
私がトリマーになって最初の犬は
ブラウンのトイプードルで名前は
茶色いし福山市の名産だし
縁起もいいしでクワイと名付けました。
トリマー歴3年程の私は
トリミングもドッグショーも
全部クワイに教えてもらいました。
そんな彼は６歳位から皮膚が悪くなり、
実際の年齢よりも明らかに老いが早く、
１２歳という若さで虹の橋を渡りました。
幸せだった思い出と共に
クワイに対してはあんな状態に
させてしまって
ごめんね・・・
という言葉がどうしても出てしまいます。
犬の健康被害
トリミングで関わらわせていただく
お客様のご愛犬で一番多い問題は
皮膚疾患でした。
そして糖尿病や腎臓病、癲癇、
心臓病、肝臓病、癌、
大変な思いをするわんちゃんや
飼い主さんを目の当たりにしました。
なぜこの子達がこんなに苦しい思いを
しなければならないのだろう。
ドッグフードへの疑問
昔、私は栄養バランスの整った
ドッグフードと水以外を犬に与えては
いけないと考えていました。
トッピングもダメ！
せっかくの栄養バランスが崩れるよ！！
なぜ？
え？なんでだっけ？
そう教わったから。
誰に？
え？誰だっけ？ネット？かな？
だってそれが常識でしょ？
あれ？常識だったのかな？
これ、ドッグフードメーカーの
策略にまんまとはまっていたのです。
バレンタインにチョコレート
みたいに。
1993年に総合栄養食の基準
AAFCOが出来た後の
2007年に世界中で数千頭もの犬が
亡くなるペットフードの
大量リコールがありました。
原材料がメラミンに汚染されていた
事が原因でした。
法律で犬は物扱い
ドッグフードは食品ではなく雑貨扱い。
どんなに犬は家族といっても
日本の法律では現在の所
これが現実です。
私はドライフードアンチではありません。
私も忙しい日や材料がない日、
手作りご飯製造販売してても
自分のわんこに商品を使う訳には
いかないのでそんな日は
ドライフード使います。
私自身の食事も
コンビニご飯やカップ麺も食べます。
大切な事
自分の子を
良く見てあげて自分でしっかり
考える事だと思っています。
でないとドライフード以外あげては
いけないキャンペーンのように
洗脳されてしまうのです。
よく考えてみて下さい。
ドライフード以外あげてはいけない
とはこういう事です。
人間の完全メシという名目で
販売されたカップ麺に
野菜や卵をトッピングする事は
栄養バランスを崩す愚行でしょうか？
便利な物（ドッグフード）は
賢く選んで使えばいいし
旬の食材が美味しそうと
感じれば家族であるわんこと
シェアして美味しいねと
笑いあえば幸せだと思います。
犬の食性や食べてはいけない物
少しの学びは必要かと思います。
しかしそこにも
食材の配分や犬と人との違いなど
考え方が色々あります。
ただ洗脳されるのではなく
愛犬をよく見て自分で考える
一番大切な事はそこではないでしょうか？
手作りご飯にして思う事
良い食事をしていれば絶対に
病気にならない。
もしそうならどんなに良いだろう・・。
食事だけで絶対に健康で
いられるとは残念ながら言えません。
でも
体は食べた物で出来ている。
これは事実です。
手作りご飯にしたら
栄養バランスが心配。
そんな事ないですよ
語弊があるかもしれませんが
手作りご飯で病気になるなら
私自身もとっくに病気です。
美味しい物を食べた時、
家族や恋人にも食べさせて
あげたかったな、、
と思いますよね。
今日の夜ご飯の食材を少し
わんこに分けてあげてください。
味付けなしなので簡単です。
レンチンでもOK。
私が食べられる安心な
食材を一緒に食べる事って
幸せだとおもいませんか？
そんな食材を食べたら栄養バランスが
崩れてしまいますか？
犬の手作りご飯の製造販売を始めた理由
犬と飼い主さんが
幸せであって欲しい。
T’ｓKitchenを始めた理由は
ただそれだけです。
お金もなく実家にも帰れなかった
シングルマザーの私が
たった１つ続ける事が出来た
犬の仕事で飼い主さんとワンコ達に
助けてもらって今があるのだから。
初めて手作りご飯のセミナー参加後、
自身のサロンでも同じ先生に
セミナーを開いてもらい
一緒に受講したお客様と手作り食を
スタートしました。
私は完全手作りに不安があり半分は
ドッグフードを使用していました。
一方、早々に完全手作りにされたのは
お客様の方でワンちゃんの皮膚症状は
改善していきました。
私の愛犬の方は半分ドッグフード
の状態では良くならずお客様を見習って
完全手作りに切り替え、
そうしたら嘘のように、
本当に嘘のように
首から上だけに出来る酷い膿皮症が
ぱたりと出なくなったのです。
その後、IBDの寛解も経験しました。
そのような事があり、悩まれている
他のお客様にも手作りご飯を
オススメしました。
製造販売がしたかったのではなく
愛犬家の方に手作りご飯の
素晴らしさ知ってほしいと
思っていました。
レシピや考え方をお伝えして
頑張ってくださるお客様。
でも毎日は大変、自信がない。
続けたいけど難しい。
などのご意見が多く。
それなら私が作ってあげたい！！
と思ったのがまさしく
製造販売を始めた理由です。
トリマーという自身の技術を提供する
サービス業から未知なる領域
製造販売業となり、
2022年に着手してからは
既存事業もしながら
知らない事をしていかなければ
いけないプレッシャーで
一言でいうならば、
辛かった。
世に出した商品が
受け入れてもらえるのか
不安で押しつぶされる想いでした。
ですがトリミングサロンのお客様が
助かる、良く食べる、とご購入下さり、
ブリーダーとして子犬をお譲りした
方がご購入下さったり、
そして私の事を全くご存知でない方が
ご購入くだるようになり、
時にご相談のメッセージをいただいたり
ご感想や食べている姿を見せて
くださって
またサロンスタッフには
「大丈夫ですよ、これからですよ」と
慰めてもらい
犬と飼い主さんが幸せであってほしい。
という初心を貫くべく
今後も情報発信や
商品開発を頑張る元気をもらいました。
ワンちゃんと一緒食べられるレシピ
インスタグラムにたくさん載せています。
@tskitchen_official • Instagram写真と動画
私の愛犬達も皆様のご愛犬も健やかに
美味しくご飯を食べて最後の日まで
幸せに過ごせますように。
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