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#3 執事のコンサート現場な一日【前編】入り~開場

今回は、TSUKEMENコンサート開催当日の動きをご紹介しましょう。スイッチONで駆け抜ける本業デーを。

スタッフの朝は早く、仕込み開始。時間との勝負へ。

我々スタッフ一同は、開館と同時にホールへ入ります。メンバーは、数時間後リハーサル前の入りです。

朝一から、舞台監督を中心にまずはステージ作りが始まります。
舞台監督がメジャーで測りながら、ヴァイオリンメンバーの立ち位置とピアノの置き位置を決めていきます。それをサポートしつつ、必要な備品をステージ上にセットします。

舞台スタッフさんは、反響板(生音をホールに響かせる囲い壁)を下ろし、進行を把握。
照明スタッフさんは、機材を設置し整った後は舞台監督と実際に照らし合わせを開始。
調律師さんは、ピアノ調律を黙々と進めます。

その頃、執事はステージから楽屋側へ。

メンバー全員の衣装をざっとハンガーラックに並べ、不足や異常がないかをチェック。スチームでシワ伸ばしアイロンがけ。靴もピカピカに磨きます。

楽屋セッティングもひととおり終わるあたりで、主催スタッフさんと、タイムスケジュールを確認。事前にやりとりしてきた、運営上の留意点などを再確認。イレギュラーや当日相談ごとが生じれば、即検討し対応します。

そして、メンバー入りの時間に。入り口へ行きメンバー三人を迎えます。
以後のスケジュールを伝えなから、リハーサル開始までは業務連絡をしたり少し雑談したり、リラックスしてもらいます。

リハーサルへ。
メンバーはステージへ入り、音を出してウォーミングアップ。一緒に音響や雰囲気をチェック。生音はホールにより毎回聴こえ方が違うのです。

いよいよ、リハーサル開始。総力をひとつに。

舞台監督のキューに合わせ扉を開け、メンバーをステージへ送ります。音は席によっても聴こえ方が違うため、前方 後方 中程 下手側 上手側…色んな席で演奏する音を確かめながら、ホールの特徴を把握。適宜メンバーへフィードバックします。

リハーサル終了。開場までの時間、物販を担当して頂くCD店スタッフさんに挨拶と確認。ステージ上の最終チェックを舞台監督と終え開場へ。
お客様の入り状況を見ながら、運営スタッフさんと連携をとり、オンタイムで開演出来るかどうかを確認。

万事OK! いよいよ本番へ…


なかなか長くなりますので…
次回は、開演から終演後までの動きをお伝えしていこうと思います。

メンバーがステージで興奮と感動をお届けしているその裏で、執事は何をしているのか…
そこには、スムーズ運営のための負けられない闘いが…!?

お楽しみに(笑)

うるわしゅう。

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