確定申告freeeの業務設計_納税者編__公開用

確定申告の業務設計 with freee

普段は企業内の業務設計をメインのお仕事にしていますが、今回は確定申告後ということもあり、freeeマジカチmeetup東京で個人事業主向けの業務設計として『確定申告の業務設計 with freee』というタイトルで発表をしてきました。

私達のような会計を生業とする人たちは、会計が分からない人の気持ちを忘れがちです。世の中にある会計ソフトも基本的には「簿記の知識がある」ことを前提として作られています。しかし、freeeだけは「取引」という概念を使って、日々発生する取引の裏側に仕訳がある、という状態を実現しました。

仕訳は裏で持っている形なので、個人事業主側は日々の取引をきちんとやっていけばいい、という形になります。もちろん、仕訳や申告書も個人事業主が自分でやることはできますが、個人的にはそこは税理士に任せていただいた方がいいのでは、と考えている派です。

税理士費用がもったいない、という発想で多くの方はご自身で確定申告をされるかと思いますが、逆に得意でもないことに時間を使うことで本業の方の時間が削られる方がもったいないと私は思います。

freee上で日々発生する取引をきちんと処理しておいていただければ、税理士の方もそんなに確定申告に時間がかからないので、報酬も結構抑えられるはずです。税理士としては、確定申告直前になって領収書の山をドサッと渡されるのが一番辛いですし、入力に時間を使ってしまうのでほとんどアドバイスなどはできないということになってしまい、お互いによくありません。

現時点のfreeeは取引だけを見ていればいい、という風にいいつつも、やや会計知識がある人向けの項目の表示なってしまっているので、会計知識がない人はまだまだとっつきにくいかもしれませんが、ここは私の方もfreeeにどんどん改善を促していきたいと思っていますので、個人事業主の方がもっともっとfreeeを使ってご自身で処理ができるようになればいいな、と考えております。

ノートの内容が気に入った、ためになったと思ったらサポートいただけると大変嬉しいです。サポートいただいた分はインプット(主に書籍代やセミナー代)に使います。