見出し画像

推し押し絵で押し絵を教える #干支2022

どうも!わりとニッチな商品を開発している企画のzukaです。 
前の記事にもあった、一年の無事を見守ってくれる干支飾り。
そんなありがたい干支をモチーフにした押し絵を担当しています。この時期は書店やコンビニに並ぶ、年賀はがきや素材集など、至るところに縁起物やお正月のモチーフが目につくので、今のうちに2023年の干支(うさぎ)の押し絵のアイデアを探し始めています。まだ、寅年も迎えてないのに…
だからつい言っちゃう『そのうち、次の干支に追い越されるよ!』って。
まったくウケないけど。
あちこちのお店で立ち止まり、手に取っては『おっ!』『なるほど〜』そして、戻す。買わへんのか〜い!

可愛いの次は、にょろ系2連発!

うさぎはもふもふで可愛いし、考えるのも検索してても楽しいけどそのあとに続く苦手なにょろ系の2連発は、かなりつらい。
卯(うさぎ)→辰(龍)→巳(ヘビ)
検索してると画面に『うわっ』となるような小動物を飲み込む画像が出てきたりするので心臓に悪い。心してかからないといけません。

画像3

押し絵の教え

ところで押し絵って何?はて?という方。
羽子板に振り袖美人・歌舞伎役者などのモリモリ豪華な飾り部分が押し絵です。平安時代に宮中女官たちが、絹織物生地などの端切れ布を使う楽しみとして、屏風や雛人形など作ることで技法が継承され、江戸時代になって大流行したんです。

画像2

江戸時代に大流行した押し絵こそSDGs!

江戸時代に大流行した押し絵に使用する布は着物の端切れ。
この時代は、あらゆるものがとことん使い尽くされ、特に着物はサイズを変えて仕立て直し、汚れたら染め直し、端切れなどはおしゃれとして襟や裏地などに縫い付けて何度も着回します。小さな端切れは押し絵や背守りにして楽しみ、次々に形を変えてボロボロの布になったら、かまどの燃料にして灰になります。あとは灰買いが買って行き、肥料にするというサスティナブルな考え方が根付いていたんですね。

画像2

干支の沼にはまる

毎年のことなんですが、下絵の参考として干支ばっかりを検索してると、更に次の干支や『あ!これ背景に使える』など関連した情報にどんどん移動してしまい、あれ?今何調べてたんだっけ? と、いつの間にか沼にはまり、戻ってこれなかったり…なんてことがしばしば。

寅がアレになる!

やっとの思いで沼から這い出し、下絵を元に型紙をつくり、生地を選んで何度も何度も試作を作ります。どんどん寅たちがたまってきて、気がつくと
おや? これは寅がアレになるやつ?ということでやりたかったやつです。
このお話( ヘレン・バンナーマン ちびくろ・さんぼ)大好きでした。
紆余曲折がありましたが復刊して本当に良かったです。

画像5

画像9

押し絵の中身はどうなってる?

ふわふわ部分はウレタンです。
元々、押し絵は型紙に綿をのせて布でくるみますが、最近は簡単に作れるものが好まれるので型抜きしやすいようにウレタンにすることが多いんです。

ウレタン

押し絵の側面はどうなってる?

型紙を切り分けてくるんだら下絵に戻すように、お隣りさんのパーツをくるまずに残した”のりしろ”部分に貼り合わせていくので横からみるとフラットになってます。
この寅ちゃんのひげ袋(正式名称はウィスカーパッド)なんかは膨みがあったほうがトラっぽいので重ねて貼り合わせたり、型紙の作成はコツがいるんですよ。

画像7

画像8

押し絵手作りキット 福招き竹寅 商品番号: KTO-351 
↓  説明動画 ↓

ただ今、企画中!

今、企画しているのが、かべ飾りになる押し絵キットで、全12種類。キット製品は作りにくい箇所がないか細部まで検証しながらなので、とても時間がかかるんです。来年1月の発表に向けて頑張っています。
こちらの奮闘記はまた今度!
仕上がりはこんな感じになります、お楽しみに☆
↓    ↓    ↓ 

画像4


筆者:zuka


↓ 卸サイト「 2022年干支関連」商品の紹介 ↓

↓ 小売「わがみ小路」ショッピング「 2022年干支関連」商品の紹介 ↓

-------------------------------------------


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?