見出し画像

【雑感】人の数だけ『普通』が存在するから『相手の”普通”を受入る』が第一歩

私は「人は【わかりあえない】のが『普通』」と考えています

別の人は「人は【わかりあえる】が『普通』」と考えているかもしれません

それぞれの人の『普通』の違いが様々な問題の要因なのでは?

『べき』を捨てる


「~すべき」「こうあるべき」という 『べき』


この『べき』は ビジネス&プライベート・シーンでも散見されます 

そこで【『べき』を捨てる挑戦】を始めてみたら  

こりゃまあ 驚くほど自分の『べき』を 他人に押し付けていることに気がつけました


飲食しながら【トーク&対談&生演奏】という構成で『大人の粋な遊び方』をテーマとしたライブ・イベント出演者交渉時の話

【出演を打診してみた人々の反応】

① 役所・民間企業勤めの偉いさんのオヤジ・バンド

我々のようなアマチュア・バンドでは集客に限界があるので3バンドくらいの【対バン】形式で開催す”べき”だよ やったことがないので全くイベントがイメージできないし【対バン】が”普通”でしょう(最初から否定的)

② 講師業をやっている元会社役員

『対談パート』と『生演奏パート』は 分ける”べき”だね 『対談』を目的に来る人と『生演奏』を目的に来る人 それぞれも目的が違うから パートを分けるのが”普通”だよ

③ セレクト・ショップ経営者

面白い!楽しそうじゃん!喜んで協力するよ ただ 生演奏はアンプラグトにす”べき”だよ ドラムがあると会話聴こえないし(肯定的)

それぞれ人の『べき』『普通』も登場しました


さらに ① ② の人から

”そもそも” このイベントは先日の飲んだ席で盛り上がった話だろ? 飲んだ席の話は”話半分”が”当たり前” その場の話って思う”べき”『普通』

と ”そもそも” ”当たり前” という同義語も含めた 説教めいた『べき』『普通』まで登場しました


私なりの整理は 次の通りです

『普通』= その人が持っている【前提】

『べき』= その人の【前提】に基づいた【意見】


【『べき』を捨てる挑戦】は 相手の『普通』を把握しやすい方法なのかもしれません

(この挑戦を始めて半年程度ですので まだ確信にまで至っていません)



それぞれ『普通』はどうやって作られるのか?


目には見えないけれど 誰もが持っているココロ(脳)には 五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を通じて体感したこと 過去の経験で無意識のうちに蓄えられた『価値観』『習慣』『思い込み』から形成された自覚していない意識があります

これが【潜在意識】と呼ばれているもので この【潜在意識】で 人は無意識に多くの情報を習得し処理しています

つまり

それぞれの人の『普通』【潜在意識】が作り出していると考えられます


と 分かったような さっぱり分からないような領域に達した時に

育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めない
もともと何処吹く他人だから価値観は否めない

という歌詞が浮かんできました

性格曲げてまで気持ち押さえてまで付き合うことないけど


組織にも『普通』があって 

「あなたは この会社らしくない」「その振舞は普通やらない」

誰が決めたのか分からない『普通』が存在しています


組織として体験したことや経験したことが『組織文化』『組織風土』となって形成されて 組織の【潜在意識】になると考えられます

そう考えると組織全体が【前例踏襲主義】になるのも不思議ではありません



ココロ(脳)が怖れを感じること


ココロ(脳)は「知らないコト」「分からないコト」に遭遇した場合に 

どう対応するのか?どう判断すのか?が見当つかないから”怖れ”を感じる

んだろうと思います

それで ココロ(脳)が

「知らないコト」「分からないコト」は否定から入る 

言動を指示しているんだと考えました


そこで「知らないコト」「分からないコト」に遭遇した場合には 

一旦 冷静になるための【 間 】をとることを心がけるようにしました

すると

「今のはこんな意味であってる?」「今のをもう少し詳しく教えて」

と 教えてもらうスタンスが 習慣化された気がします


もともとが「なんで?」「So What?」タイプでしたので 相手への疑問の伝え方が変わっただけかもしれませんが?



【現状維持バイアス】はイノベーションの阻害要因


組織変革が出来るのは『よそ者』『若者』『変わり者』と考えます


『転勤』によって組織に新しい人材がやってくるのも『よそ者』です

転勤の経験者の方ならば お分かり頂けると思いますが 新しい組織の働き方などを見聞きすると

「え?なんでこんなことやってるの?以前の部署とは全く違っている?」

という素朴な疑問を抱きます 


この『よそ者』が感じたことが 

✅その組織の『普通』が他の組織の『普通』と見える化できる瞬間です


しかし多くの組織では

「郷に入っては郷に従え」「まずは前任者のやり方を踏襲」

させているのではないでしょうか?

『若者』の投入でも同じです

無理やり【既存の枠】(組織の『普通』)に押し込んでいませんか?


受入れ組織には「悪気も悪意も全くない」とは思いますが 

その組織の『普通』の違和感に気が付ける最大のチャンスを

組織の【潜在意識】=【現状維持バイアス】【確証バイアス】

が見えなくしています


組織のココロ(脳)も「知らないコト」「分からないコト」が”怖い”のです



D&I推進の第一歩


組織文化(or価値観)で形成された【固定観念】【既成概念】【当たり前】そして組織の『普通』

人の数だけ『普通』があるですから 組織の数だけ『普通』があります


組織として 多様性を認めて 受け入れる第一歩は

相手の『普通』を受入れること

ではないでしょうか?



僕らが不安に感じるべき事は
自分に何ができるか?じゃなく
自分に何が合うか?じゃなく
本当に心が一番選びたいものを選んでるか?ってことだろう




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?