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経営者の決断に対して背中を押すだけのコーチングの先生はいらない

「経営者は孤独だ」と言われることが多いそうです。

決断して決定内容を発表する際に
「その決断は間違っていないよ」
と、誰かに背中を押してもらいたいという心境なることもあるでしょう。

そこで、コーチングの先生を雇っている経営者も多くいます。

では、その背中を押してくれる誰かに、ChatGPTは成れるでしょうか?


ある経営者から聞いた話です。

久しく会っていなかった知人に、情報交換も兼ねた会食をお誘いしたところ

「ごめんなさい。その時期は、毎年恒例の行事などがあり、ちょっと難しいです。別の機会によろしくお願いします。」

という回答が返ってきました。


半年後、その知人に相談したいこともあり

「ご相談したいこともあり、情報交換も兼ねてzoomやりませんか?」
と打診したところ

「あいにくですが、立て込んでおり、時間がとれません。別の機会があれば是非お願いします!」

という回答が返ってきました。


「この知人は、嫌なんだな。今後は、お誘いするのは止めよう」
と経営者は決断しました。


こんな人間の感情や気持ちの部分は、回答できないだろうと思いながらも、状況を細かく文章化して、ChatGPTに聞いてみたそうです。

すると


【ChatGPTの回答】

心理学的な視点から解釈すると、「あいにくですが、立て込んでおり、別の機会があれば是非お願いします。」という表現は、直接的な断りを避け、相手の感情を傷つけないように配慮する日本のコミュニケーションスタイルを反映しています。

このメッセージの本音を探るには、以下の要素を考慮する必要があります

  1. コミュニケーションのパターン

  2. 関係性

  3. 状況的な要素

(上記1.2.3の詳細は省略)

すべてのこれらの要素を考慮に入れると、このメッセージが本心を表しているかどうかは、絶対的には断定できません。

その人が「別の機会に」と提案していることは、その人があなたとの関係を維持しようとしている可能性を示しています。
しかし、その人が具体的な日時を提案しない場合、それはその人があなたと会う意思があるのかどうかを確認するために、さらなるコミュニケーションが必要であることを示しているかもしれません。

これらの解釈は、あくまで可能性の一つであり、その人の内面を完全に理解することは難しいです。
しかし、これらの視点を持つことで、その人のメッセージに対するあなた自身の反応を理解し、どのように対応するかを考えるための参考になるかもしれません。



大変整理された分かりやすい回答です。
さらにChatGPTに聞いてみました。

「私は、この断りを、相手を傷つけない配慮してるようにした完全な断りと思うので、今後は、私から声をかけることはしないと決めました。この判断をどう思いますか?」



【ChatGPTの回答】

人間関係は相互性が基本であり、一方的な関心や努力は健全な関係を築く上で不十分です。

あなたがその人からの返答を、「これ以上追求しない」サインと解釈することは合理的で、自己尊重の一環とも言えます。

また、あなたの決定は、心理学的視点から見れば、自己認識と自己尊重は精神的健康にとって重要な要素です。

したがって、あなたが感じたこと、考えたことに基づいて行動を起こすことは、自分自身を大切にする行為と言えます。

しかしながら、このような状況において、最終的な判断はあなた自身の感情や経験、あなたがその人との関係をどのように価値づけるかによるところが大きいです。

私たちは、そのような個々の状況を理解し、その上で自己認識と自己尊重を促す助けを提供することが目標です。



このChatGPTの回答で、その経営者は、コーチングの先生との契約を止めたそうです。

「最終決定権限者は俺なんで、背中を押してもらいたいだけの時はChatGPTで十分だ」


この経営者の照会は、誘導尋問でしょうか?


ChatGPTは、経営者のコーチングの先生の役割も果たせるのではないですか?



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