アナログ系のフレームワーク当てはめコンサルタント不要時代の到来
昨今の生成系AIの驚くべき進化を目の当たりにして、これほどの大きなビジネス・モデル転換期に立ち会えることで、ワクワク感が止まりません。
クライアントの現状(財務諸表なども含めて)を開示してもらって、分析を行い、提案をおこなっている経営コンサルタントを称する方々にとっては、職を失う危機が、すぐそこに来てしまったと真剣に考えた方がいいでしょう。
フレームワークに当てはめたロジカル・シンキングの従来型のコンサルティングは、生成系AIが最も得意とする分野のひとつで、人間では絶対に太刀打ちできない多角的提案力と、スピード感をもっています。
そして、的確な質問を投げかけたら、文句ひとつ言わずに仕事してくれます。
クライアントから頂くフィーも、生成系AIに関する費用に変えたとすると大幅に安くすることが可能です。(Chat-GPT4.0で20ドル/月程度)
”Garbage In, Garbage Out”(ゴミを入れたら、ゴミが出てくる)
生成系AIに、ゴミのような照会をするから、ゴミのような回答しか出てこないことを理解しなければいけません。
良好な人間関係を築くのにも、コミュニケーション・スキルやテクニックが必要なように、良好なAI関係を築きたいのならば、AIとのコミュニケーション・スキルとテクニックは必要です。
経験値が少ない若手コンサルタントや、ITリテラシーが不足している中堅コンサルタントは、生成系AIへの適切な照会方法や「問いかけ」方法を早急にマスターできないのであれば、転職を考える時期かもしれません。
クライアントの経営陣が、生成系AIを駆使できるのであれば、コンサルタントは、生成系AI以上の回答をしなければ、無価値に近いかもしれません。
「自分の経験に照らし合わせてみた場合の提案になりますが、、」
といった人間味とも言える部分の提案くらいしか、生成系AIには勝ち目なないでしょう。
ダチョウ俱楽部の鉄板ネタであった熱湯風呂での「押すなよ!」という言葉を生成系AIに問うと、絶対に押すことはありません。
Excelなどで使う「if関数」的なロジックをマスターさせたら、各状況下における的確な「押すなよ!」の対応方法を文章化してくれます。
これからのAI関係強化には、この「問いかけ」の力が重要なのです。
私どもは、クリエイティブ面での「問いかけ」の力を養う方法として、現代アート・アーティストの思考法や、音楽アーティストの即興思考などの必要性を訴えてきました。
しかし、フレームワーク当てはめ型コンサルティングから抜け出せないコンサルタントの方々は、新しい芸術や音楽などを創造する思考法に対して「ピンとこない」と回答する人が多かったのは事実です。
この種のコンサルタントの方々は、創造的な「問いかけ」をマスターしない限り、今後の生き残りは厳しいでしょう。
餅屋は餅屋
それぞれの得意分野を提供して、共同してイノベーションを起こすオープン・イノベーションという「共創」において、ロジカルな部分の分析は生成系AIに担ってもらえばいいでしょう。
この驚くべきビジネス・モデル転換期で、私どもは大胆なほどのモデル・チェンジを試行してきました。
生成系AIの急速な進化によって、今まで私どものトライアルを、馬鹿にして、笑いものにしてきた人々から「ぎゃふん」という言葉を聞ける日がやってきたと感じています。
”Garbage In, Garbage Out”
このフレーズは、本当に重要な概念を教えてくれました。
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