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“死後事務委託契約” を勉強した

気の置けない仲間のひとりが、台風10号の真っただ中に胸の痛みに耐えられずに救急病院に運ばれ緊急手術。

“急性心筋梗塞”だった。

結果的には大事に至らずに、18日間の入院治療&リハビリ後、無事に職場復帰を果たすことができた。


「彼も本当に無事でよかったですね。次回は“彼の復帰祝い”やりましょう!」

「そうだね。我々も“いい歳”なんだから健康管理は必須だね。」

「俺、子供たちに迷惑かけたくないんで、自分の葬式のプロデュースしようと思ってまして(笑)

オープニング曲【”Stairway To Heaven” by Led Zeppelin 】

2曲目【”Knockin' on Heaven's Door” by Bob Dylan 】

3曲目【”Tears In Heaven” by Eric Clapton 】

こんな感じなんですが?」

「相変わらずアホだね(笑)でもさ、突然死したりしたら絶対に家族や周りの人に迷惑かけるよな。」

「そうですね。“終活”ってやつですか?準備しておかなきゃいけないですね。」

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<2025年問題>

団塊の世代が75歳を迎え、4~5人に1人が後期高齢者(75歳以上)という「超・超高齢社会」に突入し、福祉・社会保障の負担がいっそう増えること。

<2030年問題>

若い世代が約2割減少するなど生産年齢人口の減少が加速し、一方で65歳以上の人口は、4割以上増加し、全人口の3割以上が高齢者という「超高齢化社会」が到来する見込み。

現役世代の減少と高齢化が急激に同時進行することで発生しうる問題群を指している。


『公への依存』が限界を迎えることは容易に想像でき、もはや公的年金を含む社会保障サービスに大きな期待を寄せるのは難しいことで、『自助努力』が重要だ。


若者世代が負担に感じる“面倒くさい老人”ではなく、若者世代が憧れる“カッコいい老人”に向けての“意識改革”が求められているのだろう。

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“にわか勉強”レベルであるが、私なりに整理してみた。

【死後事務委託契約】

自身が亡くなった後の手続きや身辺の整理を人にお願いするために生前に結ぶ契約。

たとえば、葬儀の準備や、親戚や知人への連絡、未払いの料金の清算といった死後のさまざまな事務を、相続の専門家など第三者に任せることができること。


簡単に表現するならば、

【死後事務委任契約】 = 『死亡による一般的な手続きのこと』

【遺 言】 = 『遺産相続のこと』

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この【死後事務委託契約】を締結しておいた方かいいと思われる人は?


① おひとり様

② 子供のおられないご夫婦

③ 万が一の時に近くに頼れる家族や親族がいない人

④ 家族や親族はいるが、迷惑はかけたくない等で、死後事務を第三者に任せたい人

⑤ 頼りにできる家族・親族も高齢で、死後事務をお任せするには負担が大きく不安がある人

⑥ 内縁関係のご夫婦や同性のカップルの方


若者世代が憧れる“カッコいい老人”を目指すには、家族や周りの人に対する”死後の迷惑“を最小限に抑えたいのであれば、この【死後事務委託契約】の準備は必須だろう。

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【死後事務委任契約】や【遺言書】は、自身の死後の話だが、

生前の財産管理・介護・入院等の心配・不安を解消する手続きもあるそうだ。

① 見守り契約

定期的に本人と面会やLINE・電話等で連絡をとって、日々の生活状況の変化や健康状態を確認する契約。

② 任意代理契約(財産管理等委任契約)

特定の人に代理人になってもらい、財産の管理などをお願いする契約(委任契約)

③ 任意後見契約

将来、判断能力が不十分となったときに備えるための制度。
本人の判断能力があるうちに、将来、自らの判断能力が低下した場合における財産管理や介護サービス締結等の療養看護に関する事務について、信頼できる方に依頼し、引き受けてもらう契約。

④ 尊厳死宣言公正証書

自らの考えで尊厳死を望む、すなわち延命措置を差し控え、中止する旨等の宣言をし、公証人がこれを聴取する事実実験をしてその結果を公正証書にするもの。

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友人の“急性心筋梗塞”を聞かされたので、早速“人間ドック”に行った。
“まだ先の話”と思っていた”死“という問題を真剣に考え始めるキッカケにもなった。

『棺桶に片足を入れる瞬間まで“遊び続ける”』若者世代が憧れる“カッコいいジジイ”を目指す私にとって、
【最期への“備え”】は早急に検討しなければいけない。


あくまでも個人的見解だが、
Web検索してみると、この種の問題の相談窓口として数多の業者や協議会がヒットするが、どこもピンとこない。

「全てのサービスを永続的にワンストップで提供可能なのか?」

この微妙な感じは、私の知識不足というのが原因であればいいが、何となく“胡散臭い”と感じるのはなぜだろうか?


私は“社会起業家”も目指しているので、積極的に“終活”というテーマにも関与して、もっともっと勉強しなければならないと決意した。


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