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【雑感】大企業の人材育成は誤字脱字だらけという噂は本当か?

漢字だから難しい


先日 A4サイズの書類が届いた

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「お~漢字だらけだな」と封を開けて書類のタイトル

確定拠出年金 資格喪失年齢到達 のお知らせ

冒頭から 難しい漢字 のオンパレード

法令および規約等の規定に基づき、加入者の方は60歳のお誕生日前日に加入資格を喪失し、掛金の拠出は終了し、運用指図者になりました


加入資格を喪失? 何かマズいことをしたのか?」


老齢給付金の 裁定請求、、、


「おいおい 何か?大変なことになってしまったのか?」

裁定請求? 裁判沙汰 になってしまったのか?」


実は 

60歳になったので 手続きすれば 積み立ててきた金をもらえるよ

という「嬉しいお知らせ」だったのです


お役所発想で「正確な情報を伝えて 誤解が生じないように」という気持ちは理解できるのですが せめてタイトルを 

  資格喪失年齢 ⇒ 受給年齢到達

受取側が「何か達成できたんだ」と明るい気持ちになって 希望がある表現に変更できないでしょうか?


スクリーンショット (207)


漢字だから面白い


クライアント企業の若手社員からメールが来ました

次回打合せ前までに 添付 死霊 をご確認ください

「え?怖 (笑) 面白い!返信しよう」

死霊 は怖いので無理ですが 資料 は確認しておきます(笑)

すると 即レスがあった

間違いました 資料です(デス・ノートではありませんのご安心ください)


こんな楽しくて笑える反応されると

「いいね! デキるね!」

と感じて 今後の付き合いもスムーズにいくようになりました(笑)


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”感じ”だから難しい


<部長(以下B)課長(以下K)主任(以下S)のミーティング>

B:「今回の研修は こんな”感じ”で どうだろうか?」

K:「流石ですね 部長! こんな”感じ”の内容が良いと思っていました」

S:「こんな”感じ”って どんな”感じ”なんですか?」

K:「お前はいつも 空気 読めないな ハハハ 後で教えるよ」


このミーティング後 Kから こんな”感じ”を教わったSが 研修カリキュラムの作成をしました


S:「課長 研修カリキュラム(案)完成しました 見て頂けますか?」

K:「わかった 今時間ないので 後で見るわ」


”感じ” であったり ”空気” であったり 見える化 が難しいことを 文章化していない口頭伝達で 正確に伝わるのでしょうか?


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漢字で”感じ”も変わる


K:「研修テーマが違ってるよ 人材育成 ではなくて 人財育成 だよ」

S:人財 ですか?」

K:「企業には 5つの “ジンザイ”がいるんだよ 説明するね」


① 人材

言われた通りにこなす人
いつかは、組織に貢献してくれるかもしれないと思われている人

② 人財

自ら進んで物事に取り組む人 組織に貢献してくれる期待が高い人

③ 人在

組織にいるだけの人 無益だが無害な人

④ 人罪

何もしない給料泥棒 邪魔をしてマイナスしか生み出さない人

⑤ 人済

組織のお荷物 必要ない用済みの人


K:「わたるだろう? 今回の研修テーマは 人財育成なんだよ」


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漢字が変わると人によって”感じ”方が変わる


K:「部長! 人財育成 研修の資料できました」

B:「人材の材は「持って生まれた能力」という意味もあるので 才能を引き出す研修だから 人材育成 だよ」

K:「部長 人材だと 人を材料にしている感じなので 財宝 宝を大切にするという意味で 人財 ではないでしょうか?」

B:「今回の参加者リストを見せてくれ」

S:「部長 今回の参加者リストです」

B:「なんだ 人在 ばかりだな 今回は 人罪 向け研修 かな?ハハハ」

K:「部長!流石ですね 今回は 人災 がテーマでいかがでしょうか?」

B:「そうだな 人災 でいこう! ところで 課長 今からの予定は?」

K:「もちろん 空いていますよ 何か?」

B:「もう5時過ぎたな 後は主任に任せよう 課長 10分後1Fロビーで」

K:「部長 わかりました  主任 こんな感じだから 後は頼んだぞ!」

S:「はぁ?」


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結 論


部長の 誤字脱字は?

5時脱時 ⇒ 5時になったら会社を脱出して飲み行く

課長の 誤字脱字は?

誤事脱自 ⇒ 上司が間違っていても 自分を捨て 上司に従う


大企業の人材育成策は 

ダイバーシティによって 各部署が 多用化 して 他用化 しながら

DX(デラックス)が進むので 

従業員の SDGs Sacrifice Development  Goals)が必要です


大企業の人材育成策は 誤字脱字だらけ という噂は?

本当です


大企業の人材育成の 本質は?


没個性化 均一化 同質化


「Another Brick in The Wall」を意訳すると

"壁を作るレンガの一つ“

統制された社会(壁)に組み込まれていく 没個性的な人間をレンガと表現しています

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