『会議』で考える『心理的安全性』と”ファシリテーション”の密接な関係
会議には一定の『ルール』や『仕組み』が必要でしょうが 私はサラリーマン時代 会社で『会議のやり方』について一度も教わったことはありません
皆さんの会社では『会議のノウハウ』を教えてもらえますか?
『会議』という切り口で『心理的安定性』が高い組織作りを考えてみます
会議とは?
会議を大別すると
①【伝える会議】
すでに会社として決定されたことを 共有するための場
メンバーの納得感を醸成して 行動に移してもらうことが目的とするのなら
が必要となる
「伝える」だけで終わるのなら 会議は不要 メールで十分
②【決める会議】
データや事実関係に基いて 明確な結論を出す場
<他部署(外部含む)との調整要で その場で意思決定できないこと>
✅ 【整理不足】と【情報不足】が”決まらない会議”になる要因
③【生み出す会議】(ブレインストーミング会議)
更に必要なことは
✅「とりあえず集まって意見を出し合おう」なんて甘い考え方で開催しても 時間の無駄になるだけです
会議は葛藤の場
会議は必ず複数人で行うので 当然 個性も考え方も異なるメンバーによって行われますので 『意見の相違』が起こって 当然 です
「こんなこと言ったら嫌われる」
「違うと思うけど黙っておこう」
こんな状態で 会議を開催しても意味ないでしょうね
自分が言いたいことを言える会議は
葛藤のマネジメント が必要です
必ずと言っていいほど”葛藤”は起こります
【”葛藤”が起こるということが前提】
【すべての葛藤が無くなった状態を目指すのは無理】
とメンバー全員が認識する必要で その上で
✅ 前向きな”葛藤”は良いこと というイメージの定着化
✅ 感情的な”葛藤”と論理的な”葛藤”の整理
✅ ”葛藤”の焦点 ”葛藤”のポイントの明確化・オープン化
✅ ネガティブ欲求の論理的な説明とオープン化
✅ 100点満点を求めない より良い状況を全員で創造
この方向に 全員でリードしていくしかありません
にヒントがあると考えます
ファシリテーションとは?
『ファシリテーション(facilitation)』とは
『ファシリテーション』の最大の目的は
私のサラリーマン経験において この『ファシリテーション・スキル』を 会社で教えてもらったことは一度もありませんし 研修もありませんでした
と考えて 外部の講習会やセミナーに参加することにしました
ファシリテーションスキルを身につけるには?
外部の講習会やセミナーでは 教科書的な基礎知識は学ぶことが出来るのですが
「So What?(で?何?)」が増して消化不良状態になるだけでした
そこで「実践を積み重ねて経験するしかない」と思い
終業時間外(休日含む)に 自分で企画・運営・司会をやる 飲食店とタイアップした『Talking Live』と称するイベントを開催することにしました
※ 当時は副業禁止で 会社名を使うのもNGなので『DJ GAVI』と名乗っていたんです(笑) もちろん ノーギャラです
飲食店とは 最低保証金額(=最低集客人数✕@飲食代)を決めて貸切開催(集客に失敗すれば手出しで赤字)
数多くの失敗を重ねながら 大きな発見は?
そこで
会議を 作品作りのプロセス と考えると
✅ ファシリテーターの即興力(インプロヴァイゼーション)
✅ インタープレイ(合奏的対話)
ここが重要!と感じました
ジャズから学ぶことは多いんです(笑)
葛藤のマネジメントの真髄は?
基本的なことと思いますが この精神に欠けていることが多いです
この肌感覚をもっていなければ 素晴らしい作品作りはできません
「じゃあ次回のファシリテーターは●●君にします」といった
【ファシリテーター交代制・輪番制】”ままごと”には 大反対
ファシリテーターは「会議中の整理・調整係」ではありません
まとめ
私は「会議は不要」と言っているのではなくて「無駄と建前の会議は不要」と思っていて 話し合い 議論することは絶対に必要なことです
『会議』という複数人で議論する場において”葛藤”が生じるのは”当たり前”のことであって
そこには
必須です!
次号以降では もう少し『ファシリテーション』を掘り下げましょう
おまけ
単独で『Talking Live』を開催した時には 集客に向けての姑息な手段として 中高年にも若い人にも馴染みがある 70年代80年代ロックをテーマ にして『昭和ナイト(洋楽編)』と銘打ってイベント開催してたんです
今になって冷静に見ると 何のイベントか? サッパリ分かりません(笑)
超ダサい!(大笑) お恥ずかしい限りです
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