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【雑感】会議に『空気感』というものは必要なのか?

サラリーマン時代に経験してきた会議を6分類したものがあります

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これはあくまでも 私の経験からのものですが ①~⑥ 全て Web会議で可能と思えるので

リアル会議は必要ない という結論に至りました

①~⑥の中には 会議という形態をとらなくても可能なものもあります

しかし 現実は?


空気という妖怪


企業内での会議において 言語化されていない 文書化もされていない事柄を それぞれの感性で「何を言わんとしているのか」を推測することが必要なのでしょうか?

「行間を読め」「空気を読め」と表現される 相手の意図や真意を推測して行動に移すことは 危険としか思えません


「同調圧力」「忖度」「村八分」「責任の曖昧さ」を作り出す

『空気という妖怪』の正体は 『ある前提』 です


この『ある前提』を壊す発言になると「空気を読めよ」という反応になり

この『ある前提』を壊す者を潰す力が「同調圧力」です


『空気という妖怪』がタチが悪いのは 

責任の曖昧さという危険極まりない『暗黙の掟』を醸成します 


「会議のやり方」を教わったことはない


サラリーマン時代に 会社サイドから「会議のやり方」に関する研修を受けたこともありませんし マニュアルも見たことがありません

会議の運営方法は 部署部署によって若干の違いはありましたが ほぼ上図の①~⑥の会議でした


社外の広告代理店にお邪魔して 先方主催の会議に参加した時

「え?全く会議の運営方法が違う」と驚いたという記憶があります


双方ともの『いいものを創造しよう」という共通のマインドがあったこともあって 双方の意見を戦わせて 最終的に合意できた点を 箇条書きで文章化して共有しました(メールというエビデンスを残しました)

そこには 自社内会議で現れていた『空気という妖怪』はいませんでした


自社の会議で教わったのは 『空気という妖怪』 の存在でした(笑)


空気感が必要な会議は?


ジャズのジャム・セッション フリースタイル(ラップ)は メンバーが同じ場所にいて そこでの空気感が 想像力を左右するもので インタープレイという観点でも リアル・ライブでないとダメだと思います

”音”のタイムラグ これはモチベーション・ダウンにもなるでしょう

まあ これは会議ではないですね


「空気感が必要な会議というものは どんな会議か?」を考えていくと 

飲食店で新商品・メニュー開発会議 

接客技術を教える講習カリキュラム(ロールプレイングを含む)策定会議

参加者が同じ体験をすることが必要な会議しか思いつきません


ほとんどの会議には 空気感は 必要ない要素ではないと考えますが、、


まとめ


『空気という妖怪』に支配された集団は 科学的・合理的思考も捻じ曲げてしまいます

『空気という妖怪』は 『ある前提』に都合が悪い現実 不都合な真実が嫌いなので それを無視させてしまいます


「会議に空気感というものは必要ない」ということは真実ですが


『空気という妖怪』に支配された組織にとっては 不都合な真実 なので

多くの大企業では 

オンライン会議が減少傾向になって

リアル会議が増加傾向になっています


大企業の会議には 空気感 が必要というのが 正解なのかもしれません


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