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YUME KARA SAMETEMO配信リリースとそれまでの話。

Tiny Step" Southside" Trio/YUME KARA SAMETEMO

山口ゆきのり(Hammond B-3 Organ)
秋廣シンイチロウ(Guitar)
森俊也(Drums)

安達隆之(録音、ミックス)
Gene Paul(マスタリング) 

先月4月25日に、自分のリーダーユニットTiny Step" Southside" Trioのシングルをサブスクリプションで配信リリースした。

この曲は、僕が2015年までやっていた、FULL SWING活動中に作ったものの、形にならずに、そのままになっていた一曲。
それが、2019年の初めにこの二人と演奏したところ、自分では考えもつかないアレンジになって、ライブで演奏すれば、お客さんに必ず良い曲だと褒められる一曲となった。

そこで、この曲を7インチレコードにするアイデアを思いついた。
レコーディングにあたり、ずっとビンテージのハモンドオルガンが常設されていて、録音できるスタジオを探していたが、予算の都合も付かない。
苦肉の策として、思い切って知り合ったばかりのエンジニアの安達さんを自宅スタジオに呼んで、ドラムもギターもせーので一発録音という、原始的な手法を採用。そして、2019年夏にこの曲とカップリングのLUCKY SEVENも録音した。

2019年はもともと長い期間ニューヨークに滞在する予定だったので、友人のシンガーソングライターのスチョリくんのアイデアもあって、ニューヨークで7インチレコードにすることにした。

ニューヨークのレコードプレス工場を探すと、なんと!滞在先から歩いて行ける距離。そうして、実際に友人に通訳をお願いしながらプレスも打ち合わせ、無事レコードとなった。

ブルックリンのレコードプレス工場にて


2019年末にレコードを持って帰国し、2020年から7インチを売るためのツアーも計画。売る気満々で準備していたところ、コロナの大流行。ほぼ全部のツアーキャンセル。

あれから2年。通販やかろうじて開催できたライブでも順調に売れてきて、レコードを持っていない人にも聴いてもらいたいと思い、配信を決意。

でも、レコードとは違うサウンドに仕上げたかったので、マスタリングという製品になる最終工程で、作品の印象を決定づける部分をアメリカのエンジニアにお願いすることにして、結果とても納得の行く仕上がりになった。

今年の一月に配信された、5曲入りのep First Flightと共に是非。


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